【このセカイはいつだって、何処かで見知らぬ誰かの小さな勇気が輝いている──】絶望の中の希望をジャンルレスで描く連作短編小説集。第二回羊文学賞最終候補作『夜警のひと』を収録。
『未確認飛行恋愛』
『メトロ・コンステレーション』
『情けない人生の終わりに』◆
『夜の願い』◆
『つれあい』
『初恋』
『ライフワーク発見器』
『差配』
『使命』
『マイ・マザー・イズ・ファーザー』◆
『青い海の美女』◆
『雨音協奏曲』
『落武者風呂』
『habit』
『占わせ師』
『夢日記』
『朝の声』★2
『救世主の翅』
『神様、チョコっとだけ勇気をください』
『若き法廷画家の悩み』
『サマー・クロッシング』
『バッテリー貸します』
『夜警のひと』★1
『文庫パンの彼女』◆
『コンビニエンス・テイル』★3
『fate』
『ゾンビが教室に現れたなら』
『スナップ・パーソンズ』
『スモール・ブレイヴリー・ワールド』☆
『ある冒険家の言葉』
★1 第二回羊文学賞最終候補作
★2 大藪春彦新人賞一次選考通過作を改稿
★3 オール讀物新人賞一次選考通過作を改稿
◆ エブリスタ、モノガタリー等での入選作
(※受賞に至った作品は含まれていません)。
☆表題作『スモール・ブレイヴリー・ワールド』
渋谷スクランブル交差点の歩行者信号が切り替わる数十秒間を描いた「束の間の小説」です。他のエピソードの登場人物も、この中に何人か紛れています。この小説を読まれた方もどこかに紛れているかもしれません……。
表紙イラスト:ノーコピーライトガール様