夢のかけら
第七夜 起

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すうっと目覚める。 座布団のように薄い敷布団。薄掛け程の、頼りない掛け布団を剥いで這い出た。 畳の毛羽立ちが掌に小さな刺激を与えてくる。 見れば、無地の白い布団が川の字に敷かれ。両端の床はひと型に盛り上がっている。 合宿所だ、と気付く。 薄汚れ湿る重いカーテンを開けると、朝日は出航する船から投げられるテープの如く広がる。見送りのようだとぼんやり思う。 先程までいた布団はいつの間にやらひと型に盛り上がっていた。

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