🏆【大賞】:該当作なし 🏆【優秀賞】:『隠れかくり湯営業中』ユメノ №544:📘⭕最終選考候補作 📚大学受験に失敗して以来、味わいのない日々を送る青年・誉は、ある夜、不思議な銭湯にたどりつく。 そこにやって来る客は、生きた人間ではなく、幽霊だった。 思いがけずその銭湯で働くことになった誉だが……。 深夜に開く銭湯を舞台にした、心温まる幽霊譚。 【ヒューマンドラマ】完結済み / 全143話 https://sutekibungei.com/novels/6a5ed372-8900-417e-9645-0bccf9616922 🏆【審査員特別賞】:『姉が壊れた。』月島真昼(つきしままひる) №266:📘⭕最終選考候補作 📚姉が壊れた。てか壊れてた。 俺の姉は五年前に結構いい大学卒業して結構いい会社に就職して営業担当になって一人暮らしはじめて、一年目からなんかの賞をとって元気でばりばりやってたはずだったのに、前に「彼氏とポケモンやるんだけどswitch貸してくんない?」「は?稼いでんだから自分で買えよ」「いいじゃんべつに。どうせ最近やってないんでしょ」ってやりとりがあって実際俺は研究室でわちゃわちゃやってるのが忙しくてゲームがご無沙汰だったから貸してやったきりすっかり忘れてたswitchをダイパのリメイクが発売したのを機に取りに行ったら、「ちょ、まって。いまダメ」「なに?彼氏きてんの?」「ちがうけど」「じゃあいいじゃん」渋る姉を強行突破して部屋入ろうとしたら窓にはガムテープで目張りしてあって部屋の中央にでっかい七輪と練炭がおいてあった。「あの、その、ち、ちが、さ、さんま。さんま焼こうとしてたの」言い訳しようとしてそのうち口があわあわしてなにも話せなくなってきた姉がおもしろくて俺は「ウケる」と言った。 【その他】完結済み / 全14話 https://sutekibungei.com/novels/50f14615-34b7-4916-bccd-ea714d3c3855 🏆【読者賞】:『コットン・サーキット』城野作夜(じょうのさくや) №161:📘⭕一次選考通過作 📚【私の人生を書いているのは誰?】 コロナ前。新宿歌舞伎町。 就活生のぼくと 謎のダッフルコートの女性と 眠らない羊。 ──物語を失った者たちが物語を求め交錯する物語。 繰り返される重い社会問題を題材にした、純文学ミステリーです。 ※この世界の本質に伴う〈不確かさ〉や〈重層性〉の感覚を、【「小説」の中の物語】を通して自分なりに表現出来ればと思い書いた作品です。ジャンルを〈ミステリー〉としていますが、〈純文学〉寄りの広義の意味合いでの〈ミステリー〉となっています。 表紙イラスト:ノーコピーライトガール様 【ミステリー】完結済み / 全72話 https://sutekibungei.com/novels/9828c492-e3ca-4e3d-8e37-a1d8a1c56234 《That’s all》 【選考委員】 中村航(小説家) 加藤千恵(歌人/小説家) いぬじゅん(小説家) カモシダせぶん(書店員芸人/松竹芸能所属) 河口雅哉(谷島屋 本沢合店・三方原店 店長) 増山明子(出版プロデューサー/元明正堂アトレ上野店店員) *各選考委員による選評、および受賞者のコメントは、後日サイト内にて公表されます。 第三回ステキブンゲイ大賞結果発表:詳細 https://suteki-bungei.zendesk.com/hc/ja/articles/19518706401817
コメントはまだありません