鯛のいる授業
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純文学 全2話 連載中 第1回ステキブンゲイ大賞応募作
 教室から飛び出す子どもたち、活気のない授業、保護者からのクレーム。教員生活5年目を迎える佐々木里咲(ささき りさ)は自分が思い描いていた理想の教師と現実の教師とのギャップに心が折れかけていた。去年担任をした3年生は学級崩壊。通常では持ち上がりでそのまま4年生を受け持つことになるのだが今年は担任を外されることになった。「自分は先生には向いていない。」里咲はこれからの教員生活に希望を見出せないでいた。そこにやってきたのは,新卒採用の小野真一(おのしんいち)だった。彼は新卒にもかかわらず里咲が学級崩壊を起こしたクラスを受け持つことになり、里咲は副担任となった。不安だけが増していく中、4月の始業式が始まった。小野は子どもたちに語りかけた。 「よかった。このクラスには鯛がいるね」  小野は学級崩壊まで起こしたクラスを再建することができるのだろうか。

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