真田源三郎の休日
歴史・時代 全42話 完結済み 第1回ステキブンゲイ大賞応募作
甲斐武田家の庇護のもと、どうにか生きている小豪族真田家。その頼りの武田家が滅亡した! 家名存続のため当主・昌幸が選んだのは、武田を滅ぼした織田信長への従属。 昌幸の嫡男・源三郎は、滝川一益の茶会の席で伸るか反るかの文化系大博打を打った。 その結果、源三郎は前田宗兵衛利貞――通称・慶次郎に惚れ込まれることになる。 どうにか旧領を安堵された真田家は、その代わりに人質を差し出した。 昌幸の次男・源二郎は木曽へ、末娘の菊は厩橋へ、叔父の頼綱は沼田へ。 そして自身は旧領の砥石城へ入り、源三郎は信濃と上野の国境にある岩櫃城へと入った。 こうして昌幸は砥石城に座したまま、歩き巫女の情報網を使って世の趨勢を探る体勢を作り上げる。 そして天正十年の夏。 末娘の縁談が持ち上がったり、源三郎が慶次郎から個人的な酒宴に招かれたりと、平穏な時が流れていた。 しかし平和は短かった。「本能寺の変」の発生である。 父昌幸から、上州と信州の国境である北国街道碓氷峠へ向かうように命ぜられた源三郎は、事態が切迫していると判断。 飄乎として忍者を自称する出浦盛清と、配下のノノウ・垂氷に、厩橋城に人質として留め置かれている妹の救出を託しすと、自らは乳兄弟の祢津幸直らを引き連れ、農民に偽装して碓氷峠へ向かった。   これは、真田信幸による「慌ただしき十六歳の夏」の回述である。 ※この作品は「お姫様倶楽部Petit(作者個人サイト)」「ノベルアップ+」「アルファポリス」「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。

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