ダイアリー・ストーリー
サンタさん2020/11/30

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なんとか一日坊主にならずに済んだ。 ところで、明日から12月を迎える。巷の噂によると、どうやら12月には恋人たちがいちゃつきたおすイベントがあるらしい。 それがクリスマスとやらだ。 それはそうとクリスマスには子供の元にサンタがやって来るが、ここだけの話、サンタの名前の由来はとても残酷なものなのだ。 昭和40年に起きた、サンタ怪異事件のことはご存知の方も多いだろう。 12月25日になると子供が夜中にむくりと起き上がり、身近な大人の首をちょん切るという、考えただけでも恐ろしい事件である。 世界中の子供が悪魔に乗り移られたかのように、殺人鬼に早変わりした。初代プリキュアよりもはやい変身だった。 しかし、そんなリトル殺人キラーたちも夜が明けると何事もなかったかのように純粋無垢な子供に戻り、静かに床につくのだ。一体全体、摩訶不思議な事件であった。 そしてその事件は、数年続いた。 「もうだめだ」と匙を投げる時もあったがそれを拾い上げたり、曲げてみたりと工夫を凝らした。 やがて大人たちは解決策として真っ赤な格好をして「もう私たちは血だらけです、殺されました」という意思表示をすることにした。 そう、これがサンタクロースの始まりだった。そして、子供たちにプレゼントという名の捧げ物をした。 そんなんでおさまるはずがないとバカにした大人も、打つ手がなく渋々実行したらしいが、効果的面だったらしい。その日以来、赤い衣装と、捧げ物が習慣付き、今日まで比較的、平和が続いている。 でもまあ、未だにプレゼントにありつけないごく少数の子供たちが、悪鬼になってたりするらしいけど。毎年のことなのでマスコミもそんなに取り上げたりしない。 子供たちが悪魔に取り憑かれ、身近な大人を殺す陰惨な事件。 サタン殺す。サタンコロース・・・サンタクロース。 これがサンタクロースの由来である。 なるほどそうだったのか、と大いに納得されたかもしれないが、意気揚々と明日友人にうんちくとして話さない方が良い。 これは筆者からのささやかな親切心だ。

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