魂の間合い
(二)-14

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 僕は自分の席を立ち、男の子たちの前まで行って言った。 「そういうことはやめなさい。デニス君が嫌に思うよ」 「何だよサム! お前転校生のくせに生意気だぞ!」  生意気。えらそうな態度や振る舞いのこと。僕は生意気なのか? 否、生意気ではない。 「僕は生意気ではないよ」 「うるせえよ、サムは黙ってろよ!」 「そういうことはやめなさい。デニス君が嫌に思うよ」  僕は繰り返した。 「だから、うるせえよ、サムは黙ってろよ!」  男の子の一人が僕を押した。僕は後ろに倒れた。天井が見えた。 (続く)

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