夜明け時
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ファンタジー 全1話 連載中 第1回ステキブンゲイ大賞応募作
 十二因縁を知っているだろうか。  無明に始まり老死で終わる六道輪廻図の一番外側に位置する人の行いを表した人に付き纏う迷いと苦しみ。人にとっては嫌な因縁だ。  だが、人が生きていく上で確かに感じ、行い、恐怖する確かに体験するものである。  何が言いたいかと言うと、人と苦しみと言うのは切っても切り離せないと言う事だ。  何かに悲しみ苦しむ。何かに怒り苦しむ。何かに願いながら苦しむ。  苦しく辛い事があるからからこそ、ふとした時に幸せを感じると言うが苦しみありきの喜びで、喜びありきの苦しみで、山あり谷あり。  つまり、苦しみとは生きることに必要なものだとも言える。  よく言われることだ。幸せなことばかりではそれを幸せだと感じなくなる。  幸せを甘受し過ぎればそれが普通だと感じてしまう。  苦しみを覚えるからこそ、幸せは幸せとしてあれるのだ。  だが、人々は苦しみから逃げ出そうとしがちだ。  その最たるものが宗教であり、また仏教的な教えとも言えるだろう。  だが、それが悪いかと言うと、そうでもない。  苦しみから逃れたいと言う思いこそ苦しみを感じていると言う現れなのだ。  苦く、逃れられない息苦しさ。それを感じている証拠だ。  だからこそ言いたい。  苦しみを感じろ。そして一時の幸せを噛みしめろ。  それこそが生きるというものだからだ。 カクヨム、エブリスタ、ノベルアップ+にも投稿しています

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