柱廊のこぼれび
『 仮面舞踏 』

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告げた 離れて 前髪を撫でる 法螺吹き風 一人 一つ 日々の 皮肉 生き抜くの 迷走 白昼夢 カーテンが揺れる 柔らかくうねる 優しさはどこに消えていく 暗い部屋で テレビ画面とお話 普通はいったいなんのためにあるのですか 頭の片隅の記憶の断片を探るふりをして終わりを待つのでしょう 仮面をつけた大人たちが微笑みかけてくるんだ 仮面をつけた僕は昔みたいによく笑う 傷つけてしまいたい 叩きつけてしまいたい鏡に写るマスク そんな目で見ないで 掻き立てるような蝕むような ここに刺さったトゲをどうにかしてよ 近づく音は諸刃の剣 皮を被った卑怯な僕は いつ どこで だれと 何をしていたの 頭の片隅 声が残響 忘れてしまわないでね まるで繭の中だ 静かな演目だ 仮面を剥がして 一人きり 何処へ 醜さ晒けだしても 地に足をつけて歩み出す荊道(いばらみち) 音もにおいも感触もその顔も 忘れられるわけがないじゃないか 繊細に彩り踊る わざと転んでくださいな 誰しもが忘れ去られた この舞踏会で 呼ばれた名前は誰のもの?

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