柱廊のこぼれび
『 まだ肌寒い夜のうちに 』

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心が飲んだ闇を 吐き出したいけど 心が薙いだ風を 呼び起こしたいけど 気まぐれな世界の中心にはいつも僕がいるわけではないから 欲しいものをねだった頃も 駄目な理由の返答も得られないまま 過ぎてく 四季 そこにいるの そこで僕をみてる 濁音の呼応する川の底から 寒空にあてがう布も誰かの手に触れていたのかな 機械仕掛けの太陽に もううんざりだよ 時よ止まれ 香しさに誘われた蜜蜂の罪を 軽くするな れっきとした人生 奪うなくそったれ 喚いた 善かれと思って差し出した手の平 その手を取ってありがとうは不相応 誰かの血が上塗りされていることも知らないくせに 愚図でも雑巾を集めろ 汗が滲んだ分 涙は流れない 番いを探してるんだ あの空で自由を求めるトンボも なにもいらないなんて 嘘だろうな 信仰者どもが囀る 握った砂漠の砂が無名人の遺灰だった 少なからずの悲哀感 悲哀感 へどろが溜まる生水前にして行き倒れるやつらは 美しさを履き違えてる 手に残る遺灰さえ飲み込んで この世界に報復するんだ 意思を 意志で 上書きして 歩くんだ 心が飲んだ闇を 吐き出したいけど 心が薙いだ風を 呼び起こしたいけど 香しさに誘われた蜜蜂の罪を 軽くするな れっきとした人生 奪うなくそったれ 喚いた 善かれと思って差し出した手の平 その手を取ってありがとうは不相応 誰かの血が上塗りされていることも知らないくせに 愚図でも雑巾を集めろ 汗が滲んだ分 涙は流れない 涙は流れない 流れない 流れない 汗が滲んだ分 涸れてしまった

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