柱廊のこぼれび
『 ただそれだけを描いていた 』

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僕らの明日に 未来はないと 誰かが口走った 現実を塗り替えられたなら 夢の住人が 僕らを招待して 大きなお城に 住まわせてくれたならな 戻ることなく このまま死ぬまで 幸せが対等に広がっていればいいな 笑ってることだけでいいよな 林檎も ガラスの靴もいらない なにもないなら 求めるものもないし なにも知らないなら 喧嘩もないし 対等に終わろう 終わろう 果ててしまう命の数だけ 僕らは 未来を 諦めてきたんだ 怪我をしすぎて 穢れすぎて もう拭うのに万能な薬はないや 育てば育つほどにいい音を鳴らすからって 与えすぎた肥料で首を吊るすんだ 雨に濡れた草花の毒に癒されたい 毒には毒をもって清掃 目を覚まさぬように たくさん夜更かし 陽の光は 今の僕らにはいらない 小人が集って 遊ぼうって言うから 日が暮れるまで 散々踊った こんな日々でいいから 途切れることなく ずっと見せていてほしいな 続け 続け 戻らぬように続け なにも言わないのなら 周りも変わらないし なにもいらないのなら 語り継がれるままだろうし 夢の世界で笑っていよう 覚めることなく 笑っているだけでいい 泣くのも怒るのも全部知らないのなら 必要を求める思考もないだろう 僕らの明日に 未来はないことは 生まれた時点で わかってること 終わりのために 続けたい余興 終わりのために 笑っていたい 死ぬまでこのまま 対等に幸せが ずっとずっと 続いてたらいいのにな

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