柱廊のこぼれび
『 証を飽かせ 』

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送り忘れた愛を思い出しては 今日もまた夢に微睡む この目に映らないのなら愛なんて要らない 乞う鼓動が鳴り止まない 卑屈な存在を今さら特定する気は起きなくて どうせ無駄で終わるのでしょう 結末は変わらない そうさ いつだって傍観者でいたのに 置き残してきた全てが壊されていく現実論 目を合わせてもくれない未来はもう消えてしまえばいい 大声叫びだした 枯れた欲をしまいこんで 逃げ行く溺れたこの身を抱きしめて 弱まる呼吸 愛なんて知らない 流れる血潮 それは誰のせいだというんだ 恐怖が手招く こっちへおいで 悪寒すら優しさの二乗 汚れた部分を切り取って棄てて忘れよう 突き刺さる視線に体を委ねた どうにでもなれ 楽な選択肢をあんたは知っている 積み上げてきたドミノが一瞬で崩れた 突拍子もなく裏切り行為に走る 心の準備という前置きがあったとしても末路は変わらないだろう 愛なんて要らない 愛なんて知らない なにも出来ないのなら なにもかもに蓋をして なにもかもの袋小路で 今だけの形を所望して 果てにあるものが億劫の象徴ならば そのままでいい その間は愛は要らない その間はこじつけでいい 抱きしめてほしい 数えきれない微睡みに浸って従順でいる それが唯一の証明だから

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