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2020/12/29「年越しそばを静かにすする」

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ツキソイです。 この日は伊波さんお一人様の回でしたね。自分が何をしていたかは忘れました。投稿している以上、短歌を考えていたことは間違いありません。それだけがこの世で唯一確かなことです。    ▼ https://www.youtube.com/watch?v=gq2OkehlZ0U お題「年越しそばを静かにすする」 ほほう。なるほど。年越しそば。 ここ数年は義父が打った自家製そばをいただく慣例になっています。家族で食べるのでまったく静かではない(子どもがいる日常風景)ですね。 実家では年越しそばを食べたことは、記憶をたどる限りありません。両親は喫茶店を経営しており、大晦日はもつ煮を食べます。喫茶店ともつ煮。点と点がねじれの位置にあって線でつながる気配がありませんね。しかしゆるぎない事実として、なぜかもつ煮が喫茶店の大晦日のメニューとして提供されるのです。いまだに理由は知りません。 では、私は年越しそばを静かにすすったことがあっただろうか。 いや、ない。 静かにすするということは、たぶん一人でしょう。私は一人で年越しそばを食べたことは一度もないはずです。そうなると想像するしかありません。前回も前々回も想像の産物ですが、今回もそれを踏襲することになります。 ●『ひとりでは曇った眼鏡を笑えずに年越しそばを静かにすする』 年末に家で一人でそばをすする。そこにあるのはチーク材のダイニングテーブルなどではなく、色褪せた貰い物のこたつでしょう。節約のためにエアコンは稼働せず、どてらを着てこたつに座り、猫背でそばをすする。眼鏡も冷えているからすぐに曇ってしまう。眼鏡曇っちゃったよと報告する相手はいない。真っ白になった視界の向こうで、誰かがケツバットを受けている。そんな大晦日。 途中でキャラが迷走し「助けて―」と叫んでいた孤独な伊波さんでしたが、完ぺきに含意をくみ取ってくれた上にユーモアがあるとおっしゃっていただき大変ありがとうございます。二度目の伊波賞もありがとうございます!    ▼ グッと来た作品ピックアップ。 こたつさん『舟をこぐ君のとなりで二玉の年越しそばを静かにすする』 一緒に食べようとそばを茹でたのに、「君」は待っている間に眠ってしまったのですね。疲れていたのかなと考えたとき、コロナ禍で苦労されている医療従事者、サービス業をはじめとしたエッセンシャルワーカーの方々を想像しました。いつもご苦労様です。となりに寄り添っている主体のやさしさにもグッときました。 続く。

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