ヒューマンドラマ 全15話 完結済み
十一月のある日の放課後。
中学生の「僕」は、目の前でクラスメイトの「彼女」を泣かせてしまった。
けれど僕は彼女を追いかけられなかった。そのせいで、彼女は交通事故に遭った。
次に気が付いた時、目の前には彼女がいた。
似たような会話の末、彼女は走り出し、また事故に遭う――。
時間が巻き戻っている。
そう自覚しても、僕には何も出来ない。
特別な力なんてなくて、結末はどんなことをしても変えられない。
希望のない未来に抗い続ける辛さ、独りで抱える苦しさは、繰り返す度に僕の心を削ってゆく。
それでも、僕は諦められない。
彼女を助けるために、何度だって走る。
そのためなら、僕は――
大丈夫。優しさは伝わるよ。
※一つ一つは短いので、是非「僕」の回まで一気にお読みください。
目次
プロローグ
2020/11/26 20:50
Case.1 小宮希美の場合
2020/11/26 20:53
Case.2 野田美都雄の場合
2020/11/26 20:54
Case.3 瀬尾春哉の場合
2020/11/26 20:54
Case.4 柿原 愛の場合
2020/11/26 20:55
Case.5 井上幸生の場合
2020/11/26 20:56
Case.6 萩 優太の場合
2020/11/26 20:57
Case.7 僕の場合① ―始まり―
2020/11/26 20:58
Case.8 僕の場合② ―二度目―
2020/11/26 20:58
Case.9 僕の場合③ ―三度目―
2020/11/26 20:59
Case.10 僕の場合④ ―終わらぬ繰り返し―
2020/11/26 21:00
Case.11 僕の場合 ⑤ ―最後の悪足掻き―
2020/11/26 21:00
Case.12 私の場合
2020/11/26 21:01
Case.13 僕の場合、あるいは君の
2020/11/26 21:01
エピローグ
2020/11/26 21:02
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