100回継ぐこと
[069:森沙 架逗真(もりさ かずま)]

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右に行ったり、左に行ったり 過去の手紙を読み返すと、心が迷子になってしまいます。 先輩からの「大丈夫じゃない」っていうコトバなんかを聞くと、 自分の今の立場とか、ためらいとか、昔の思い出とかが、霧のように現れて迷わせるんです 僕は一体どうするべきなのかって…。 結局、僕と先輩はあの頃とは違うわけで、 無理矢理に型にはまろうとしたら痛くて苦しいのは当然ですよね。 でも、今のふたりだから出来ることって何かあると思うんです。 あの頃と違うふたりだからこそ…って はたから見たら、未練だとか執着だとか、揶揄されるのかもしれないけど それも含めて人生でしょ?何か?みたいな(笑) 先輩、僕も脚本作りに参加させてもらえませんか? 物語を一緒につくらせてもらえませんか? あの頃とは違うふたりだからこそ作れるハナシを、 僕は作りたいです。 先輩との共作で何かがカタチになったなら、 この先の道標のようなモノも見つけられるかもしれないので。 演劇部の皆さんには公私混同の様な事をして少し申し訳ないけど、 良いモノが作れたら文句は言われないですよね? 追伸 テレビや街の色合いなどが年の瀬を強く感じさせますね。 来年は干支になずらえた通り、真っすぐと突き進める様な年にしたいです。 それでは体調にはくれぐれもお気を付けて、良いお年をお迎え下さい。 平成三十年 十二月三十日 巽壮太より

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