巽壮太様 GWも終わり、日差しの強さが増していくばかりですが、体調お変わりありませんか? こちらは、5月病になることもなく、新学期からのバタバタで、忙しい日々を過ごしていますが、元気にやっています。 巽君の夢、とても気になっているけれど、君の意に沿って今は聞かないでおくことにします。 いつか話したくなった時、夢が叶った時、話してくれるととても嬉しい。 私の話をすると、私の夢の一つ、演劇同好会の部への昇格が、なんと、この春叶いました。 部活動紹介での部長のスピーチが、好評だったみたいで、今年、5人もの新入部員が入ってきてくれたの。 晴れて演劇部の成立です。 出来れば、君には一緒に喜んで欲しいな。 ほとんどが初心者で、教えることもいっぱいありそうだけど、先輩たちの練習をキラキラした瞳で見ている新一年生たちを見ていたら、出会ったばかりの君の事を思い出したよ。 あの頃の君も、私の練習する姿をとても興味深そうに見つめていたね。 たった一歳違うだけなのに、あの時は、随分偉そうなこと、君に言っていたような気がする。 でも、大人になった今、一年なんて、ほとんど誤差の範囲だと実感しています。 GWにね、みずがめ座η流星群を見る機会がありました。 星を見ようと空を見上げたのなんて、考えてみれば久しぶりだったけれど。 星の光が地上に届くまでの時間と、距離を考えると、人の一生なんて、本当にあっという間なんだなって、改めて思ったんだ。 だから、君と私の年の差なんて、あってないようなものだし、この年になってまで、私の事、年長者として接する必要はないんだよ。 いや、ごめんなさい。今更、巽君もこんなこと言われても困るよね。 久しぶりに筆を取ったせいか、昔を思い出して感傷に浸ってしまったせいなのか、余計なことを書きすぎました。 そういえば、もう一つ。 君に伝えようか、迷ってたことがあったんだけど、余計のついでに書いてしまおうと思います。
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