退屈な午後
0
1
純文学 全5話 連載中 第1回ステキブンゲイ大賞応募作
 人生が退屈なら歌えばいいと誰かが言っていたはずなんだけど、その誰かが誰なのか思い出せず、けれども教えてもらった歌だけは覚えていたので、おおブレネリ、あなたのおうちはどこ、わたしのおうちはスイッツァランドよ、きれいな湖水のほとりなのよ、ヤッホ、ホトゥラララ、ヤッホ、ホトゥラララ、ヤッホ、ホトゥラララ、ヤッホ、ホトゥラララ、と歌った後、僕は靴を履いた。

作品をフォローするには、
ログイン または 会員登録 をする必要があります。

目次
応援コメント
0 / 500

コメントはまだありません