握力令嬢は握りつぶす。　【海賊令嬢シリーズNo.5】

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歴史・時代全129話完結済み

“失われた栄光のために、騎士は団旗を掲げて馬を走らせる” 16世紀、何故か、「何でも握りつぶす握力令嬢」という都市伝説がウィーンの街にあった頃のお話し。さて、ヴィルヘルミーナの母が死んで3年が経過した。母の突然の死を乗り越え、今年、社交界デビューするヴィルヘルミーナ。だが、帝国内は、帝国の支配を狙うもの、選帝侯を貶めようとするもの、帝国から距離を取るものと各家の野望が渦巻いていた。そんな中、ヴィルヘルミーナも各家の野望に巻き込まれ、命を狙われることになる。この危機を、どう切り抜けるのか？社会のしがらみも、貴公子の手も握り潰して、令嬢は海賊になる。「やはり、頼れるものは自分だけのようね。この三年間、休まず剣を振り続けたことは、私を裏切らなかったわ」後に海賊令嬢となるヴィルヘルミーナが貴族令嬢だったころのお話。【海賊令嬢シリーズNo.5】全126話　22万字の本格的長編作、ここに堂々の完結！