『ステキブンゲイ』について考えてみた
SF以外、SFじゃないの?

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 書き手にとって、自分の作品のジャンルというのは、意外に悩むものです。  例えば、私事で恐縮ですが、私がステキブンゲイに投稿させていただいている小説は「SFジャンル」です。んー、ちょっと違いますね。「SFジャンルにしてある」といった方が正確です。  私の小説は、本当に「SF」なのでしょうか。ちょっと考えてみたいと思います。  作品の中に、「悠久の時を生きる生命体」が登場します。「イモータル(不死)」の存在ですが、これはSFというより、「ファンタジー」です。でもストーリーでは、主人公とヒロインの愛を描いています。これは「恋愛」です。  ちなみに、ロボットもアンドロイドも出てきません。武器を持ってバンバン撃ち合う訳でもない。戦車も戦闘機も宇宙船も出てきません。  じゃあ、SFではなく、ファンタジーか恋愛だろう。ということになるのですが、SFです。ヒロインの体の秘密に、「生物学的ギミック」を使っているからで、しかもそれがストーリーの骨格を支えています。もちろん、生物学は「サイエンス」です。  ここに、「投稿する際にジャンルを選択する」という仕組みの限界があると思うのです。  およそ全ての小説サイトにはジャンルが存在し、それはこの『ステキブンゲイ』も例外ではありません。そのサイトの運営者が利用者(書き手・読み手とも)にどういう期待を寄せているのかは、設定されているジャンルを見るとよくわかります。ステキブンゲイの場合、その他も含めて23ジャンルが設定されています。  しかし、です。  この「ジャンル」が持つステレオタイプ的な先入観が、その作品を殺してしまうのではないか、そう思うのです。  ジャンルに「SF」とあった場合、それを見た人はその小説をどのように判断するでしょうか。  多分、ではありますが、かなり「メカニック」な世界観を想像すると思います。  私が好きな作家のお一人に神林長平氏がおられますが、その作品の中に「薬を飲まないと胃袋が自分の体から逃げて行ってしまう」という設定の短編があります。どう見てもファンタジーです。でも、これはSFコンテストの佳作に選ばれた小説です。  反対に、ジャンルに「ファンタジー」とあった場合、何を思い浮かべるでしょうか。  文芸の場合、「ファンタジー=剣と魔法の世界」ではないので、私はすごく安心するのですが、今の世の中「ファンタジー=トールキン風またはハリーポッター風」と思われがちです。  でも、新海誠氏の作品などはかなりファンタジックですね。幽霊とかも幻想的と言えるでしょうか。  SFに造詣のある方なら、SF=メカニックという先入観は無いかもしれません。少なくとも私にはありません。しかし私がそのような認識で「SFジャンル」を選択しても、それを見た方が「ああ、かなりメカニックな話なのだな」と判断してしまうと、私としてはとてもやりにくいのです。  では、どうすればいいのか。実際のところ、全てがうまくいく解決策は分かりません。大きなジャンルとして「創作」「エッセイ・ノンフィクション」に分け、ジャンル分けではなく、「要素選択」するようにすればいいかのしれません。  例えば私の小説の場合、「創作」のなかの「SF・ファンタジー・恋愛」というようにです。  ・・・むー、詰め込み過ぎ? もう、何がどうだかよく分かりませんね。これはだめかも。  というかフィクションとファンタジーの区別が分からなくなってきました。というか、ノンフィクション以外フィクションなのでは?  もういっそのこと「ロボットもアンドロイドも出ません」とか、書いておきましょうか。  タグを設定すればいいという意見もあるかと思うのですが、「ジャンルによる先入観をなくす」そして「検索しやすいようにする」ということを考えると、小説を構成する要素を選択肢の中から複数選べるようにし、それ以外をタグ設定する、としたほうがいいかなと、考えたりします。  本人の工夫不足? んー、そうかもしれません。でも「生物学系SF」タグとか、やばいウィルスや怪獣が出てきそうで・・・誰か良いタグを教えてください。  今日はグダグダになってしまいました。まあ、あくまでこのエッセイは「考察」ですので、そういう時もあるでしょうか。お許しください。  そういえば、ステキちゃんねるで、妖精様が出てらっしゃいました。突き出るところまで突き出ると、芸術性を感じるなぁと思った次第です。  私ですか? 私は火星年二十五歳の火星人です。ワレワレハ、ウチュウジンダ。

応援コメント
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平 剛(たいら ごう) 2020/08/07 18:06

>奥坂らほさま SFは未来予測小説ですので、いろいろと面白いです。昔のSFを読むと、よくここまで予想したなぁと感心する作品がいっぱいあります。そこにロマンを感じますね^^ 結局、ジャンルは「そのジャンルが好きな人に読んでもらいたい」と思うものを設定すればいいと思いますよ^^

奥坂らほ 2020/08/03 12:24

SF書いてらっしゃるんですねー。いずれそのうち…(ドライアイと乱視による視力低下との闘いのなか)読ませていただきます! ジャンル、ほんと困ることありますね。 なんちゃって「恋愛」で練習したら、そのうちどーん!と「純文学」に投稿したいです。