BL・ブロマンス 全6話 完結済み 第2回ステキブンゲイ大賞応募作
「この執着を愛と呼ぶなら、それでもいい。」
桜原皓汰、二十九歳。都会にぽつりと残った古い家で父と二人暮らし。
興味のないプロ野球の中継を、右から左に飯を食う。このまま、なんとなく滅んでいくのだと思っていた。家も、親父も、俺も。
そんなある日、父の応援する選手が引退会見で婚約を発表。お相手はどうも――皓汰!?
外堀から始まった事実婚。常識外れの新生活の中で、二人は少しずつ心を通わせ始める。
本当は赦されたかった恋も、本当に愛していた人も、全て見ないふりをして。
禁忌を塗り潰すマイノリティの仮面はやがて――。
親愛を、友愛を、性愛を超えて伝えたい。あなたが教えてくれた言葉を。
嘘だらけで、とても優しい、苦しまぎれの愛の唄。
【引用】
夏目漱石『三四郎』青空文庫
https://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/794_14946.html
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