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ベッドの上で僕らは動けなかった。 「はあ…はあ…はあ……」 「ふぅーっ…ふぅーっ…」 「はあ……何なのよこれ……」 「はあ…はあ…どうだった?…」 「もうわけわかんない……」 これがセックスだよ。三和子ちゃん。処女喪失した三和子ちゃんの血でシーツが真っ赤に染まっていた。 「ちょっと…動けないよ」 「寝てていいよ。僕はお風呂に入ってくる」 バスルームに入った。 「かあーーっ!すごかった…」 今までの中でもなかなかないやつだった。精魂尽き果てた感じ。 「女子高生とやるとああなのか」 成人女性とやるのと感動が違うのか。三和子ちゃんの身体も壊れそうなくらい柔らかくて繊細で。 どうやら三和子ちゃんも入ってきたようだ。そのままバスタブに浸かった。 「死ぬかも思ったわよ。セックスってこんなにすごいなんて」 「はじめてだからそうだろう」 「楢橋さんありがとう」 「どういたしまして」 それから二人でベッドで寝た。 起きると夕方でかなり寝たらしい僕は三和子ちゃんを起こした。そして服を着て外へ出た。 「私、今日という日は忘れないわ」 彼女ははっきりそう言った。 そして僕らは帰路についた。 それからは毎日ちゃんと授業にも出る日々。家庭教師のバイトでは相変わらずイチャイチャと彼女としていた。 そして新しい恋人メイともセックスするなどそれなりの学生らしい青春の生活を送っていた。 三和子ちゃんとはあの一回だけだった。彼女も分かってる。僕に大事な人がいることを。 ともりから連絡受けた。 「つきあってんよの。周りの子達もあの人にアプローチされて応えないの?って言われてさ。それで度々デートしてる」 「それでいいじゃん。ともりも青春だな」 「なにそれ?わかるけど」 かなりのイケメンらしい。今年の冬に一緒にニセコに行くらしい。 「あなたも頑張りなさい。応援してるわよ」 彼女からそんな言葉をもらうとは。嬉しかった。 「ありがとう。僕もともりを陰ながら見守るよ」 「サンキュー、マイフレンド」 絹子のその後は知らない。キャンパスでも見かけなかった。 そして、秋、冬が来た。 新年が開けて受験シーズンスタート。三和子ちゃんの試験日は雪が降っていた。僕は彼女のお母さんと一緒に付き添った。 正門前で合格を誓い合った。 「今の君なら合格できる。自信もって行ってきな」 「はい」 彼女は笑って手を振り門を潜った。 「彼女なら大丈夫ですよ」 そして終わるころまた門のところへ。彼女が来た。 「手応えは?」 「ばっちり!予想してた問題も出たから大丈夫だと思う」 そして合格発表日。晴れて彼女は僕の後輩になった。 「青学入学おめでとう!」 「ありがとうございます!これも…これも…先生の…」 彼女の顔は涙でボロボロだった。そんな彼女を僕は抱き締めてやった。 僕も泣けてきた。彼女とは出会ってから色々あったからな。 新年度僕は二年生に。そして三和子ちゃんとキャンパスで会った。 「サークル何入るの?」 「考えてますけど、文化系かな?」 「もう君を教えることができないのが残念だよ」 「でも、またうちに遊びに来てください」 「うん、行くよ。僕んちにも来なよ」   「今日、早速行っていいですか?」 「いいよ。午後にでも来なよ。待ってる」 その日の午後僕の部屋で二人で仲良くセックスした。あのときよりも甘い甘い愛の瞬間だった。 「先生好きよ」 「もう先生じゃないよ」 「なら…大地さん。これからよろしくね」 彼女は照れながらそう言った。

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