上等だ、受けて立つぜ
ヒューマンドラマ 全36話 完結済み 第1回ステキブンゲイ大賞応募作
 中小企業のデベロッパー、西尾シティ開発の秋山は、一癖も二癖もある課長の大庭とその遥か上を行く女主任の橘と共に、過去に二度も頓挫したマンション建設を進めることになった。その土地の北には、世界的企業コスモ電気産業のカリスマ的経営者、松岡宗一郎の元屋敷が広がる。業績不振のコスモ電気産業は現在、事業再建の真っ只中である。  大手デベロッパーの大淀プラネットは、コスモ電気産業の事業再建委員を買収し元松岡邸取得を目論み、加えて、西尾シティ開発が建設しようとしている土地も手に入れて、超高級マンションを建設しようと企んでいる。  大淀プラネットは、西尾シティ開発へ破格の値段で土地購入を打診したが、断られると姑息な手段で妨害をしてきた。しかも、あろうことか西尾シティ開発のメインバンクを利用し、専務や株主を唆し西尾シティ開発を乗っ取ろうと画策する。  そんな中、秋山は大学の先輩である新聞記者三田村から、大淀プラネットが建設したマンション火災の話を聞かされる。住戸の玄関ドアの損傷がひどく、住民が避難出来ない騒ぎが起きたという。三田村は玄関ドアが基準以下ではないかと疑い調査しているのだった。  秋山は大庭と橘に三田村を会わせ四人で協議する。  怒りを感じていた大庭たちは三田村と協力し、大淀プラネットとの対決を決意した。 「喧嘩を吹っ掛けてきたのは向うだ。上等だ、受けて立つぜ」と大庭が吠えた。

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