兜町(シマ)の夕焼け
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新人作家 ステキユーザー
仕事・企業・政治経済 全11話 完結済み 第1回ステキブンゲイ大賞応募作
時代は昭和四十年代。島凛子は証券大手の山興証券をやめて、中小証券「第五」でコミッションセールスに転身する。山興時代の上役だった風丘亮が、同じ時期に山興本社調査部に転勤になり、兜町にやって来たのを契機に交際が始まる。 ある日、店頭にあらわれた薄汚い身なりの老人にお茶とみそ汁を出したことをきっかけに、一億円を持ってきて客になる。この老人は三丁目金左衛門と名乗り、凛子に投資ファンドの設立を勧める。風丘の後押しもあって、日本で最初のファンドが誕生する。業界紙が大々的に書き立て、「島ファンド」は一躍有名になる。 古き良き時代に生きた若い女相場師のサクセスストーリー。

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