幸せの向こう側 〜夏の幸せ探し〜
幸せ探しに行こう
その時は突然訪れた 夜ご飯を食べてる時。 今夜はお母さんが早く帰ってきて私の大好きなハンバーグを食べている 「夏花、」 お母さんがあらたまった口調で言った いつも明るくて一生懸命なお母さんがこんなに真面目な風なのは珍しいから私はこれから一体どんな話をされるのかと心臓がドクドクする 「今日大きな地震があったのは知ってる?」 、、大きな地震 今日の朝すごく遠いけど東北地方で地震があったってテレビでやってた だから帰ってきてみようとしてたドラマも放送見送り。悲しんでたところだ 「知ってるよ、でもそれがどうしたの?」 「お母さんね、そこに看護師として派遣されることになったの」 えっ?お母さん居なくなっちゃうの もう夏休みだけどお母さんが居ないのはやっぱり寂しい 私1人で家にいるなんて、、 「それでね夏花にはおばぁちゃんの所に言ってもらおうかなって思ってるの」 「おばあちゃん、」 私はおばあちゃんに小さい頃しか会ってない山の奥に住んでいてコンビニもない とっても田舎に住んでいるらしい ここから4時間はかかると思う 「夏休みの間だけなんだけどいいかな?」 黙ってた私が嫌だと感じてると思ったのか少し申し訳ないようにお母さんが言った 「うん!いいよ」 少し不安だけどお母さんが助けることで誰かが救われるなら私の不安なんてちっぽけなものだ 「ありがとう」 お母さんはとっても笑顔で私を抱きしめた 私はお母さんを抱きしめ返したら
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