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 優子の弁当はいつも楽しげだ。  母が娘の学校生活に彩りをつけるため、毎日苦慮し拵えている。  昨日のハートの卵焼きは絶品だったと、優子は思う。  今日の作品に胸を踊らせ蓋を開けると、白い背景にポツンと赤い丸しかなかった。  お父さんと間違えたな。  母の父への仕打ちに優子は嘆息する。

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