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 三十になった。  1Kの部屋で、一人ミルフィーユを頬張る。  パイとクリームが幾層も積んでいる。  重なる様は、まるで人生のよう。  でも私は人生の甘味を知らない。  恋が未経験だ。  まわりはどんどんと結婚する。  けれど、焦る感情はない。  なるようになるさと、私は今日も気楽に一日を終える。

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