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 緑だ。  一面の真緑の絨毯のうえで、磊落らいらくな彼女は草汚れもお構い無しに大の字になっている。  陽光は目映く、蝶も『はな』違いで彼女の上で羽を休めている。  よく寝息をたてている。  ふと好奇心が湧き、艶のある頬に指を沈める。 「そこよりこっちがいいな」  人差し指で輝く唇をそっと示唆する。

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