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繰り返し繰り返しレイの内を犯せば、レイは快楽に溺れ、涙に濡れて、俺にもうやめてくれと縋った。 どこか残念ではあったが、泣いて縋るレイの姿にも、俺はまたぞくぞくした。 あのレイが、あの強く美しい男が、俺の腕の中でとろとろに蕩けて、涙ながらに懇願している。 俺は、その事実にそれなりに満足して、レイを、もう休ませてやろうと思った。 けれど、そんな俺に、レイは良すぎてどうにかなりそうで怖いなどと言う。 ……そんな言葉を聞かされては、そのどうにかなってしまう姿を、見たくなってしまうじゃないか。 怖いものなんて何も無さそうな、巨大な魔物の前でも笑って剣を振るような男が、怖い程に感じて、快楽に乱れ狂う、その姿を。 俺が残念な思いを口にすれば、レイは恐怖を必死で堪えて、半ばヤケクソの様ではあったが、俺に叫んだ。 自身を俺の好きにしていいと。 レイは、その身の全てを、心までも、俺に委ねた。 なぜ、こうまで健気に尽くせるのか。 お前の俺への献身は、ちょっと度が過ぎている。 けれど、その思いが俺にはたまらなく嬉しくて、たまらなく熱を呼ぶ。 もっともっと、お前の内を俺でいっぱいにしたい。 俺以外のことはカケラも考えられないくらい、俺で満たしてしまいたい。 レイの両足を上げさせると、俺はその奥へとさらに深く入り込んだ。 それだけで、レイは顔色を変えて、ビクビクと身体中を震わせる。 奥を強く突き上げれば、レイはあられも無く身を捩って快楽に喘いだ。 嬌声の止まないレイの内を、さらに奥へ奥へと突き続ければ、レイの内は俺を強く締め付け更なる奥へと誘う。 「くぅ……ぁ……こわ、ぃ……っ、ルス……っっ」 掠れるような、泣いているような声が、イキ続けるレイの口から雫と共に零れた。 レイの瞳孔は完全に開いてしまっている。 ビクビクと跳ねる身体は、もうレイの制御を離れてしまっているのだろう。 俺はレイを慰めるように、声をかけて口付ける。 「大丈夫だ。俺がついている」 ふ。とレイが天井を見上げたまま嬉しそうに笑う。 きっともう、その目は焦点を合わせられないのだろう。 それでも、俺の言葉に、レイは安心したらしい。 「ルス……ぅ、んんんっ、ルス……っっ」 快感に翻弄されながらも、俺の名を呼ぶレイに、昂る想いを全て込めるようにして、腰を深く鋭く叩き付ける。 「ああっ、あああぁぁあっっルス、激し……ぁっっんんんんんんんっっっ!!」 ふるふると首を振って、少しでも快感から逃れようと離れるレイの腰を、逃がすまいと押さえ込んで、懇願するように告げた。 「レイ……逃げないでくれ。俺の腕の中で、思う存分乱れてほしい……」 「ぁ……っ、ルス、ぅぅんん……っっ」 僅かな抵抗を見せていたレイが、ガクガクと身体を震わせながらも、必死で力を抜いて俺の腕に身を委ねる。 「……いい子だ」 俺の声に、レイは涙溢れる瞳をまた嬉しそうに細めた。 本当に、俺の声に従順で、可愛い奴だ。 「レイ……愛してる……」 愛を込めて突き上げれば、レイは応えるようにその内側でぎゅうぎゅうと俺を絞る。 こいつの感じる胸の突起を齧ってやりたいところだが、この姿勢では足が邪魔で難しいな。 代わりに、と快感に逸らされた首元を舐め上げれば、レイは身体の全てを震わせた。 「あぁっ、んんんんんんっっ!」 どうやら、もうどこを舐めても随分と感じてくれるらしい。 俺よりも細い、しっとりと汗ばんだ首筋へ丁寧に舌を這わせれば、レイはさらに首を逸らして身悶えた。 「あぁあっっ、ぁあ、いや、だ……っっ、んんんっ、また、く、る……。ああっ! なんか、すご、んんんっ、ぁぁっ、すごいの、が、くるぅううううっっっ」 レイがぞくぞくと快感と恐怖に身体を震わす様が、俺の腕にまで伝わってくる。 「あっ、あっ、あっっっ!!! ぁぁあんんんんんんんんんんっっっ!!」 レイは一際跳ねて力強く締め付けてくる。 熱い熱いレイの内側で繰り返し絞られて、俺の熱も、もう破裂しそうだった。 「……お前の中に、注ぐぞ」 「んっ、俺、ルスのっ、全部っ、んんっ、受け止める、からっ、ん、ああっ!」 イキ通しに近いレイが、僅かな呼吸を諦めてまで、健気に俺の言葉に応えた。 俺はたまらなくなって、舐めていたその首に歯を立てる。 「やあ、ああんっっ、そんな、ことっっあぁぁあああっっ!!」 痛みに応えるように、レイがその内をびくりと締める。 そこをさらに最奥まで穿てば、俺の物からも、どくりと精が放たれる。 「んっ、んんんんんっっ、ぁあっ熱いっっ! ルスの、あつ、いぃいいいいいっっ!!」 レイがビクビクと腹を引き攣らせて、ぎゅうっと眉を寄せる酷く苦しげなその様子に、繰り返し押し込まれたそこへ叩きつけられた熱は、もはや痛みに近いのではないだろうか。と頭の隅がぼんやり考える。 それでも、俺は自身の種を全てレイの腹に収めたい衝動に従って、緩やかにレイの腰を揺らし続けた。 ふ。と目の前でレイの瞳から光が途絶える。 途端、全身の力が抜けて、人形のように崩折れるレイの身体を、俺は抱き止めた。 ……どうやら、意識が飛んでしまったらしい。 俺は、体液でぐしょぐしょになっているレイの体をそっとベッドへ下ろす。 ずるり、と俺のものが抜けた後からは、どろどろと大量の液体が流れ出てきた。 内側の粘膜までもが一緒に出て来てしまっている入り口は、内も外も擦り切れて真っ赤に腫れ上がり、見るからに痛々しい。 明らかに、やり過ぎてしまった。 同意の上ではあったが、結果がこれでは、俺が一方的に蹂躙したようなものだろう。 レイの白い首筋には、昂りから発作的に残してしまった歯形があった。 じわりと赤が滲んだ傷痕。そっと舐めれば、血の味がした。 「レイ……すまない……」 答えのない謝罪が、静かな部屋にぽつりと落ちる。 どこか贖罪をするような気持ちで、力を失ったその身体を丁寧に清める。 レイの身体は、やはりどこもかしこも美しい。 無駄なところの何ひとつない、実用的な筋肉のみで構成された肢体。 自分と違わぬほどの出撃回数があるはずなのに、レイの胴には傷が一つも残っていなかった。 四肢にいくつか残っている傷痕を、これはあの時の、こっちのはあの時の……と記憶を重ねていると、二つほど俺の知らない傷がある。 今度尋ねてみよう。俺もレイも、ここ数年はそれぞれが遠征で長い間顔を合わせずに過ごすことも多かったからな……。 レイが意識を飛ばす前に、後処理について尋ねておいたあたり、自分は確信犯だと思う。 レイの献身にあまり甘えすぎないようにしなくてはな……、毎晩こんな調子で抱いてしまえば、レイが壊れてしまうだろう。 俺は、自戒しながら、寝顔すら美しいこの男にそっと口付ける。 明日、目覚めたらこいつは何と言うだろうか。 やり過ぎてしまった。すまなかった。許してくれ。と、レイに伝えるべき言葉を胸中で呟きながらも、俺は確信していた。 レイは必ず、俺を許してくれるだろう。と。 ふ。と緩む口元をそのままに、愛しい男の頬をそっと撫でた。

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