トリガー
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サスペンス・犯罪小説 全9話 完結済み 第1回ステキブンゲイ大賞応募作第1回マンガ原作大賞応募作
 退屈な人生を淡々と過ごし、日頃の仕事には常に不満を募らせながら、典型的な病んでいる若年サラリーマンを演じる寺沢(てらさわ)信行(のぶゆき)。 彼はある程度ストレスが溜まると、『トリガー』と呼ばれる地下バーに足を運んでいた。目的はそこで行われている特殊なイベント。  それは、ロシアン・ルーレット。  トリガーでは個人個人が望むならば、お互いの同意のもと、ロシアン・ルーレットができる、という密事が成立していた。そのロシアン・ルーレットで寺沢は幾度も生死の境を潜り抜けてきた。だが、そんな命の駆け引きにも関わらず、毎度毎度のその動機は「ただ、何度なく……」というファジィなもの。寺沢にとっての「生」はリアルではなかった。自らに微かに残る「生」を、引き立たせるための手段が、ロシアン・ルーレットであった。  だが、そんなある日。  自分には全くないと考えていた「内面」が感情の機微に触れ、興奮に打ち震える事実を知った。  そして、その勢いのまま立ち寄ったトリガーで、学生時代にとある軽いトラウマを抱えていた寺沢の、その原因となったキーパーソンと再会する。

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