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「君のセンスって、ずいぶん個性的だよね」 「――そうかなぁ?」 「だって、ボーダーのシャツにアーガイルのベスト、その上にストライプのジャケットを羽織り、チェックのパンツを合わせるコーディネートって……」 「いやぁ、僕はただ、無地系が嫌いなだけさ」 「ああ、それで――未だに、君の携帯はガラケー(柄系)なんだね」 「そういう君は、いつも無地ばかり着ているよね」 「俺が、無地以外でコーディネートをするなんて、柄に合わない(柄似合わない)だろう」 <了>
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