140字小説集
ゆうれなんていない2022/10/19

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私は幽霊を信じていない。 人魂だってリンと雨水の科学反応だし、天井のラップ音もただの木の軋みだったりする。 この世の中は全て科学で説明出来てしまうのだ。 バカな人間は自分のわからない現象をすぐ幽霊だと宣う。馬鹿馬鹿しい。 だから私の首に手を伸ばすこの白装束の女もきっと幽霊なんかじゃない。

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