140字小説集
美2022/10/17

作品に栞をはさむには、
ログイン または 会員登録 をする必要があります。

金魚鉢を叩きつける。 容器は割れ、中身は地面にぶちまけられている。 中で泳いでいた金魚は呼吸を求め口をパクパクさせている。 先程まで綺麗といわれているものが見るも無惨になっていく。 私は恍惚した。美しい。 着飾っている姿より生を求める姿の方がやはり美しい。 そして金魚は息途絶えた。

応援コメント
0 / 500

コメントはまだありません