畜生島（ちくぶしま）　～神畜一族の愛と献身、大谷吉継の意地と誇り、石田三成の友情と直情

ステキユーザー新人作家

歴史・時代全73話完結済み第３回ステキブンゲイ大賞応募作

時は戦国。関ヶ原合戦前夜。弁財天の末裔であるイツキと大谷吉継の波乱に満ちた生涯を描く戦国ファンタジー（20万文字程度）です。琵琶湖に浮かぶ神の島・竹生島。弁財天の末裔であり、自分が見た獣に変化することができる能力を持った神畜と呼ばれる一族の物語。神畜として生まれた女にはそれぞれ心の中で言葉のやり取りができる定めの人がこの世に一人だけおり、その人のために尽くして生きることを課せられている。さらに、竹生島を護るため、一族の誰か一人は島に残らなくてはならないという掟にも従わなくてはならない。神畜として島に生まれたイツキは、その運命に翻弄されつつ、命を懸けて、定めの人・大谷刑部少輔吉継が進む苦難の生涯を支え続ける。　やがてイツキと吉継は決戦の地・関ヶ原へ向かう。吉継の不治の病の原因。三成が笹尾山に陣を敷いた理由。南光坊天海の正体。明智秀満の湖水渡り。大軍・小早川隊が苦戦した相手。　