歴史・時代ランキング(週間)

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真田源三郎の休日
甲斐武田家の庇護のもと、どうにか生きている小豪族真田家。その頼りの武田家が滅亡した! 家名存続のため当主・昌幸が選んだのは、武田を滅ぼした織田信長への従属。 昌幸の嫡男・源三郎は、滝川一益の茶会の席で伸るか反るかの文化系大博打を打った。 その結果、源三郎は前田宗兵衛利貞――通称・慶次郎に惚れ込まれることになる。 どうにか旧領を安堵された真田家は、その代わりに人質を差し出した。 昌幸の次男・源二郎は木曽へ、末娘の菊は厩橋へ、叔父の頼綱は沼田へ。 そして自身は旧領の砥石城へ入り、源三郎は信濃と上野の国境にある岩櫃城へと入った。 こうして昌幸は砥石城に座したまま、歩き巫女の情報網を使って世の趨勢を探る体勢を作り上げる。 そして天正十年の夏。 末娘の縁談が持ち上がったり、源三郎が慶次郎から個人的な酒宴に招かれたりと、平穏な時が流れていた。 しかし平和は短かった。「本能寺の変」の発生である。 父昌幸から、上州と信州の国境である北国街道碓氷峠へ向かうように命ぜられた源三郎は、事態が切迫していると判断。 飄乎として忍者を自称する出浦盛清と、配下のノノウ・垂氷に、厩橋城に人質として留め置かれている妹の救出を託しすと、自らは乳兄弟の祢津幸直らを引き連れ、農民に偽装して碓氷峠へ向かった。   これは、真田信幸による「慌ただしき十六歳の夏」の回述である。 ※この作品は「お姫様倶楽部Petit(作者個人サイト)」「ノベルアップ+」「アルファポリス」「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
神光寺かをり
2020/10/31 06:32
歴史・時代
完結済み / 全42話
3
和紙の里の物語
水戸藩の北、丁度獅子の背にチョコンと乗っている小鳥のような小さな方山藩。殿様は無類の剣術好き。毎年国許の手練を江戸へ呼び試合をさせている。この藩の、西野村で暮らす郷士の三木惣介は作事方の仕事をしながら紙漉きをして暮らしている。  三木惣介は細々と続いている西野和紙の普及と剣術の試合を託されて江戸へ行くことになった。そんな中、父親から家に代々伝わる秘剣の話しを聞かされ、その技を伝授される。  江戸では中々和紙は売れず苦労したが、ひょんな事から表具師と知り合い、段々売れるようになってきた。ある日、酔っぱらいに絡まれている女を助けてみれば紙問屋の娘、しかも方山藩主に仕える侍女で名は香乃という。数日後、藩のお偉方に、その香乃を嫁にせよと言われ仰天する。  惣介は試合には負けたが香乃を伴い国許へ帰り、紙漉きをしながら幸せに暮らす。ひとり娘のかえでもすくすくと育ち、剣術を習い始め腕を上げる。  そんな中、次席家老が暗躍し始めた。城代家老を失脚させ西野和紙を搾取しようと蠢く。秘剣を求めて奥村左門という剣士も現れた。惣介は秘剣をかえでに伝授する。かえでは国許の実情を訴えるため、密書を江戸へ届けることになった。その後を追手が迫る。  追手を振り切り、江戸へ辿り着いたかえでだが、すでに国許は次席家老一派の手に落ちていた。しかも、方山藩総目付の松本清十郎から、奥村左門に父母を殺された事を聞かされかえでは愕然とする。その奥村左門は秘剣を我がものとするため、かえでを追って江戸へ来たという。  かえでは決意する。父母の仇を討つと。
Maro
2020/10/31 13:39
歴史・時代
完結済み / 全39話
7
呪忍
タイトル(じゅにん) 里見八犬士。 安房(あわ)里見家においてその名を知らぬ者がいない一騎当千の強者達。 しかし、それも今は昔の物語。 謀叛(むほん)の罪を着せられ、一所に押し込められ、今や八犬家は風前の灯。 立ちあがるは、五代目八犬士筆頭犬坂生野種智。 彼が新八犬士に与えしは、犬坂家が誇る智をもって融合させた、失われた初代八犬士の呪いの力と宣教師から得た技術と知識の混合物『呪言』。 命を代償に行使しする『呪言(じゅごん)』をもって狙うは、北条氏康が居城小田原城。 八匹の狂犬の牙が、難攻不落の居城小田原城に喰らいつかんとする。 だがしかし、この動きを北条の子飼いの乱波(らっぱ)集団風魔衆よりも先に察知する者達がいた。 名を一夜衆。 美と知をもって、夜の帳に生きる、情報を切り売りする諜報特化の忍びの一族 一族の中から、八匹の獣の前に立つのは妖艶に微笑む魔性の娘乙霧ただ一人。 一族の更なる発展の為、彼女は風魔衆の中から、自身と子宝の相性の良い男を婿に迎え入れるべく、風魔が氏康より与えられし使命八犬士討伐に力を貸す。 一族の存亡と発展を懸け、いま呪いと忍びの技が火花を散らす。
地辻夜行
2020/10/17 13:01
歴史・時代
完結済み / 全73話
14
理想の彼方
稀代の軍略家の理想と現実、男は理想に殉じて死地へ征く 河内の悪党楠木正成が後醍醐天皇に呼応して鎌倉倒幕のため赤坂で挙兵してから湊川で自刃するまでの物語。 ●参考文献(というか、執筆の前後に読み散らかした関連書籍) 古典日本文学全集13 大鏡 増鏡 岡一男訳 筑摩書房 日本の古典15 太平記 山崎正和訳 河出書房新社 太平記おもしろ紀行 村松定孝 大陸文庫a 日本史探訪8 角川書店編 角川文庫 手掘り日本史 司馬遼太郎 文春文庫 武将列伝(二) 海音寺潮五郎 文春文庫 「軍師」の研究 百瀬明治 PHP文庫 楠木正成 土橋治重 PHP文庫 楠木正成 邦光史郎 徳間文庫 楠木正成 北方謙三 中央公論新社 私本太平記 吉川英治 六興出版 新太平記 山岡荘八 講談社 国語辞典 小学館 古語辞典 学研 新訂孫子 金谷治訳注 岩波文庫 老子 小川環樹訳注 中公文庫 新詳説日本史(昭和六十二年文部省検定済教科書) 山川出版社 総合世界史図表 第一学習社 歴史新聞 歴史新聞編纂委員会編 日本文芸社 ●ご注意  歴史小説はあくまでも史実を基にした創作物です。  当たり前ですが作劇の都合上、主人公を持ち上げます。  主人公あげのために登場人物が下げられている場合があります。  以上を踏まえた上で物語としてお楽しみ下さい。 重複投稿作品
結城慎二
2020/10/15 03:53
歴史・時代
完結済み / 全15話
17
イカロスは飛べず
太平洋戦争終戦直後。学徒動員の際に海軍に入隊し、神風特攻隊に配属されたが生き残り復員してしまった若き元・軍人である宇野正成(うのまさしげ)。だが、彼はいざ戦地から祖国に戻ってはみたが、戦時中に米英撃滅と意気込んでいた日本国民が、アメリカ主導の占領政策によって米流の戦後民主主義に踊らされ、手の平返しのように過去の大日本帝国の時代の日本を否定し、さらにはその全ての戦争責任は当時の政府であり大本営である、という国民の責任転嫁の考えに疑問を持つようになる。狂奔していた当時の日本軍の暴走は否めない部分はあるが、それを支持したのも少なからずは列強・日本を目指す日本国民の意志も反映していたのではないか、と。  そして、一九五一年のサンフランシスコ講和条約を日本が締結する時事について、さらに宇野は日本や日本国民のアティテュードに怪訝に感じるようになる。特に愛国主義者でもなく右翼思想や保守の持ち主ではない宇野だったが、戦後の総括としてどうにも矛盾した国勢と世論に反骨を示すために天誅の行動を決する覚悟を決める。だが、真に矛盾を感じているのは自分自身なのではないか? という心情に一方でとらわれる事になる。
古橋 智
2020/10/16 16:51
歴史・時代
完結済み / 全12話
19
海賊赤ひげ
ガレー船の行き交う十六世紀の地中海が舞台で、地中海の小島に生まれた赤ひげ兄弟が主人公。兄の名はウルージ、弟の名はハイルッデン。ある日、ローマ教皇の宝物を満載した二隻の巨大ガレー船を、奇計をもって奪い取るという離れ業をやってのけた為、海賊赤ひげの名を世界中に轟かせることになる。 世界一の海運国であるスペイン海軍は、赤ひげをつけまわしてついに兄を倒すことに成功したが、弟が跡を継いで赤ひげを名乗り、さらに強力な組織をつくりあげる。オスマントルコ史上最高の名君と称えられるスレイマン皇帝は、赤ひげを高く評価してトルコ海軍の司令に任命する。 これが伝わると、世界中から名だたる海賊が集まってくる。のちに赤ひげの後継者になる剣豪で、砲術の天才と呼ばれるドラグート、参謀シナン、豪傑アイディンなどである。  世界情勢は、トルコとスペインが戦う機運に傾いたので、スレイマン皇帝は周囲の猛反対を押し切って、赤ひげをトルコ海軍連合艦隊司令長官に任命する。事実は小説より奇なり。 プレヴェザ沖の大海戦は、スペインの無敵艦隊を主力とするヨーロッパ連合軍が質量ともに優勢であったが、ドラグート等の奇襲攻撃をおそれた提督ドーリアの逃走で、トルコ海軍の大勝に終わる。この戦いで、オスマントルコは世界一の強国の座を確保する。  この後、スレイマン皇帝はフランスの求めている同盟の真意を探るべく、赤ひげに皇帝代理として渡仏を命じる。その途中で、九十才の赤ひげは十八才の小娘を見染めて結婚する。一五四六年、九十三才でその波乱に満ちた生涯を閉じる。  海賊たちの恋あり、剣あり、格闘ありの日常を描く。
ステキユーザー
2020/10/30 09:05
歴史・時代
完結済み / 全14話