サスペンス・犯罪小説ランキング(週間)

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悪党だけが生き残る 或いは大統領の諜報員 アレックス・キャノン
1965年。CIA諜報員A・キャノンは、幻覚剤ポベートールの捜査の為英国に飛ぶ。やがて彼はギャング達の裏で糸を引く「銀狐」なる男の存在を知るが――というのが表向きの話。 これはその裏で進行していた、汚く泥臭く純粋で、それでいて理想と実利をエゴを追い求めた悪人達が、悪人故にグロテスクな破滅へと突き進む物語。 ニューヨークの少年院へ幽閉されていた11歳の八家本 鈴樹は、仲間の手助けで脱獄に成功する。彼こそが『シルバー・フォックス(銀狐)』ことデレク・サトクリフの秘書兼助手として辣腕を振るう天才少年なのだ。 何とかアメリカを脱出し、基地とするサトクリフの実家へ避難したスズキ達。しかし米軍基地の襲撃に失敗して以降、サトクリフ一行は資金を持ち逃げされ、頼みの綱である薬物取引もギャング達から足元を見られて停滞し、おまけにサトクリフとその母の確執に巻き込まれるなど、不遇をかこっていた。 ソ連の女用心棒ジンジャー、伊達男の親衛隊隊長ロッコ、マッドサイエンティストのディバンゴ博士、片足のメイドのサラ達と共に、中断していた世界を揺るがす作戦『フレイヤ計画』実行に奔走するスズキ。彼はその過程で、衰退した組織と大人達の現実へ否応なしに直面するのだった。 往年のスパイ小説や映画、そして60年代と言う時代にオマージュを捧げたオフビートな笑いあり、手に汗握るアクションありの犯罪小説です。 Word換算にて20万字ギリギリの長編ですが、宜しくお願い致します。
鈴界リコ
2020/10/30 23:34
サスペンス・犯罪小説
完結済み / 全37話
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トリガー
 退屈な人生を淡々と過ごし、日頃の仕事には常に不満を募らせながら、典型的な病んでいる若年サラリーマンを演じる寺沢(てらさわ)信行(のぶゆき)。 彼はある程度ストレスが溜まると、『トリガー』と呼ばれる地下バーに足を運んでいた。目的はそこで行われている特殊なイベント。  それは、ロシアン・ルーレット。  トリガーでは個人個人が望むならば、お互いの同意のもと、ロシアン・ルーレットができる、という密事が成立していた。そのロシアン・ルーレットで寺沢は幾度も生死の境を潜り抜けてきた。だが、そんな命の駆け引きにも関わらず、毎度毎度のその動機は「ただ、何度なく……」というファジィなもの。寺沢にとっての「生」はリアルではなかった。自らに微かに残る「生」を、引き立たせるための手段が、ロシアン・ルーレットであった。  だが、そんなある日。  自分には全くないと考えていた「内面」が感情の機微に触れ、興奮に打ち震える事実を知った。  そして、その勢いのまま立ち寄ったトリガーで、学生時代にとある軽いトラウマを抱えていた寺沢の、その原因となったキーパーソンと再会する。
古橋 智
2020/10/18 18:48
サスペンス・犯罪小説
完結済み / 全9話