稀代のテロリストが遺した災厄の種。その存在が明るみになった時、ロッキー山脈中腹の民間施設で実験トラブルが発生。それは偶然か必然か、過激な環境テロまで疑われる中、民間軍事会社ＹＤＳと共に乗り込む主人公。待ち受けていたのは人外の戦いだった！

その女、敏腕スパイのはずなのに、ちょっとお人好しなところが災いを呼ぶ──。 19世紀のヨーロッパには、王国、公国、侯国等々、名も知らぬ小国が、あまた存在し、主要大国の餌食とならぬよう、戦々恐々とした時が流れていた。 貴族や、豪商相手の、高級婦人服の仕立て屋を営むナタリーには、そんな、小国の困り事に便乗し、最後には、色仕掛けで内側から国を崩すという依頼を受ける、裏の顔があった。 「傾国のナタリー」と、呼ばれながら、今日も、仕事の依頼を受けるが、謎の男カイルと出会い、ナタリーは複数の国から追われるはめに。 ヒストリカルロマンチック冒険譚 新話シリーズ、開始しました。

「クーラーが壊れた」 地獄のような家から逃げ出すためにキャンプへ出かけた俺たち4人家族。妹の美咲と喧嘩しながらもなんだかんだで楽しくやっていた俺だったが、そこに忍び寄る嵐の気配…。抹茶アイスを食べ過ぎた俺は、大切なものを守るために立ち上がった。 クスリと笑えて、心温まる、夏休みの物語。　

夏が嫌いな小学4年生の海邊 夏、毎年夏休みにはおじいちゃんの家に行っているのですが少し憂鬱のよう。 同い年のいとこ、磯部 春輝のことが好きではないみたい。 そんな2人におじいちゃんが渡してきたのは宝の地図？！ 2人は仲良く宝を見つけられるのか？ 「そもそも宝って何のこと言ってるんだよー！」 「ほら、なつ～早く探しに行こうぜ！！」 今日も村は平和そうです。 どうです？なつくんの冒険に一緒について行きませんか？ 第三回ステキブンゲイ大賞応募作品です。

「あーーーーー、お願いします。もう、お願いしちゃいます。どうしても必要なんです、150万」 高額報酬という広告のアルバイトに応募した失業中の仁木速人と天野照。仕事の内容は海外に届け物をして、お礼の品を持ち帰ることであった。ところが、わかっているのは相手の名前だけ。絶対に怪しいと思った速人はその場で断るのだが。 失われた日本のひな形となる記憶を持った「水」に導かれる三十路の男女と四十路男プラス、天然二十代女子のリアル（現実）とファンタジー（見えない世界）の間の冒険活劇。

　ごく普通の会社員の伊崎薫は、不倫の現場を目撃して去っていった妻・奈美里（なみり）のあとを追う。だがそこにあったのは妻の変わり果てた姿だった。 　茫然とする中、突如現れた黒い丸の中から謎の男が現れ、薫は強引にその中に引きずり込まれてしまう。 　着いたのは、謎の生き物が跋扈する真っ暗な闇の世界。 　このわけのわからない異世界で、薫は再び奈美里と会えるのか？

時は戦国。宿敵の大侵攻で窮地に陥る諏訪。だが戦国屈指の猛将・剣鬼の集いし諏訪侍は諦めない。死闘を予感させる戦いは想像を絶する妖異なる展開へ。 皆が主人公のつもりで物語を綴る群像劇。 地理と歴史にフィクションも混じえて。 忍術・呪術ありの伝奇アクション。 時代劇でなく幻想世界が舞台のファンタジー 現在、第一部【諏訪の亡領編】完結です。 （何度も改稿するのでご容赦を）

【予告編】 　小説で超絶アクションをどこまで表現できるか、私なりの回答をここに。 　ガン＝カタは？　――可能です｡ 　カー・チェイスは　――やれますよ。 　パルクールは？　――これが私の答えです。 　アクション小説の極限はどこだ!? 　よろしくお付き合いのほどを。

【あらすじ】 　日本人医大生の戸賀幸哉はアフリカの小国"ズビエ民主共和国"でのボランティア活動中に政府軍による襲撃を受ける。 　その際、命を助けてもらった傭兵の狗井浩司の生き様に自らのあるべき姿を見出した幸哉は反政府勢力に加わり、武器を持って戦うことを決意するのだった……。

「スペイン坂シリーズ」の一篇。 「スペイン坂探偵事務所」の続編で、前作脇役の道場花椒が主役(事前に前作を読むことを推奨)。 渋谷スペイン坂の一角に構える探偵事務所の私立探偵道場花椒は以前行方不明になった飼い猫の捜索を依頼した東雲のおばさんから2件の新たな依頼を受けることに。 その2つの依頼の調査の結末に花椒はそれはそれは心底びっくりすることになるのであった…。全9話。

「スペイン坂シリーズ」の一篇。 渋谷のスペイン坂を上がる途中にある探偵事務所。 春の訪れと共に新しい依頼人がやってきた。 そこで私立探偵をする八巻虎之助は失踪した姉を探してほしいという若い女性の捜索依頼を引き受けることになる。 調査するうち、その女性の姉は島根県の出雲にいる可能性が出てきた…。全12話。

PR・キャッチコピー「何が正しいのか、僕がやってきたことは間違っているのか」 お前だけの正義を見つけろって言われてきたけど、生きるのに必死だった。 はるか昔。そこには本国と各島々があった。本国では上流階級の貴族たちが優雅に暮らしていたが、下流階級にあたる労働者たちは厳しい労働を命じられていた。 ワタル（12）はトイレで産まれた子。貧しい環境の中、幼馴染を事故にさせてまでも生き残り、自分の才能が「何かを盗む」ということだと知っていく。子供たちが誘拐されてきた誘拐島で暮らすが、島が不当労働を強いている環境ということや命が危ないことを知り脱出する。しかし、本国に戻ってもワタルは生き残るために、貴重な労働力として誘拐島から子供達を誘拐せざるを得なかった。「自分にとっての正義はなんなんだろう？」ワタルは段々と考えていくようになる。 本国で母親のシズや恩人のチチの死を乗り越え、初めてできた仲間と共に成長していく。

精神疾患により生活保護に頼る兼城ムサシは通院するクリニックの主治医との揉め事をきっかけに逃亡生活を余儀なくされる。 全てを捨てる覚悟の途中でムサシはピンク色に髪を染めた黒装束の女性ツバキと知り合う。 「あなたを助けてあげる」 ツバキにそう言われたムサシは彼女と行動を共にする。 ムサシの旅は日本を飛び出し、シンガポールを経てアゼルバイジャンそしてブエノスアイレスと続き、その傍らにはいつも最愛の女、ツバキがいた。

架空の町《E:den(エデン)》を舞台にした。ハードボイルド風ミステリー冒険小説。 作家のキリーは同業者である恋人スフィンの失踪を知る。彼女は海を挟んだ隣国のスパイだった。 スフィンのもう一人の恋人と共にキリーは彼女の行方を追ううちにその失踪の背後にある巨大な陰謀を知るのであった。全13話。

青馬文彦は、（自称）伝説の最強武術、破邪神拳の後継者である。彼は現在、免許皆伝を得るための〈三七の試練〉に全身全霊で挑んでいる最中だ。だが世間的には、実家に寄生するただのニートでしかない。今日も母親から就職しろと嫌味をいわれ、ついには小遣いまでもらえなくなってしまう。そんなとき、古来より続く伝説の武術トーナメント〈天下一闘技会〉が開催されるという話を耳にする。優勝したら五百万円の賞金がもらえるという。文彦はやる気満々で〈天下一闘技会〉に参戦しようとするが、そもそも招待されておらず……。

　善吉は、幼い頃より超一流のスター忍びになることを夢見る甲賀忍者の卵。里の忍術教室で長年にわたり修業を積むも、痩せっぽちで気弱な彼は、留年？をくりかえす落ちこぼれであった。師匠からは叱責され、家族からは疎まれ、女子からはバカにされる惨めな日々……。 　今回もまた忍びデビューのチャンスを後輩に奪われた善吉は、さすがに心が折れかける。 「世界は広い！　里で忍びになれぬなら他国で仕官すればよい。それも一国一城の大大名に仕えるんじゃ！」 　善吉の幼馴染で、タイプは正反対ながら、やはり落ちこぼれであるデブで無神経な太郎太が吠える。 　それは恋あり友情あり、そして天下を揺るがす暗殺作戦ありという、想像を超えたいきあたりばったりの冒険のはじまりだった──。 　　本作は戦国時代が舞台ですが、歴史的背景はきわめて希薄です。〈甲賀の里〉以外の国や人物などはすべて架空のものです。半ファンタジーの青春コメディー忍者アクションとしてお楽しみください。

　中学二年生の健は、ある日の部活帰りに妹の康葉の奇妙な行動を見かける。その日から、康葉の様子が変わっていく……。意を決して康葉の行った先に向ってみたが、そこで見たものは宙に浮かぶ“首”だった。 　男子中学生三人による、首退治が始まる！ ※pixiv小説「2022年10月　編集部のおすすめ作品」に選ばれた作品です

大震災からあと数ヶ月で２年となる初冬のこと。 自転車操業が続く小さな探偵オフィスに来た、異国の美少女・リリア……彼女が発した言葉は、完全に頭がイっちゃってるような内容だった。 「い、隕石が……数ヶ月後のバレンタインの日に、隕石が、落ちてくるんです！」 探偵オフィスのうら若き主・菊迦(きっか)はとことん困り果てるが、それが下手すると色々世の中大ピンチになりそうな事件のはじまりだった……誕生したばかりの"電書魔術"を駆使し、バレンタインの日に落ちる隕石を阻止すべく、菊迦達の奮闘がはじまる！ 世界観共有企画／電書魔術プロジェクト《タブレットマギウス》参加作品。 ジャンルの好みを超えて、老若男女みんなが誰でも楽しめる作品"マルチロールノベル"を目指した、マギカ・エンターテイメントノベルです。 タブレットマギウス"はじまりの物語"のエピソードのひとつを描いた作品で、様々なジャンルの要素を盛り込んだエンタメ小説となっています。 ------------------------------- 著者：悠川白水（サークル白水の小説棚） イラスト：みやび（サークル 梟の栞）

少年は、星が見たかった。