すべての作品

ワタツミ様にお願い
なんでも願いが叶うと噂のパワースポット・小浜神社で巻き起こる、 「人間を知りたい」神の使いシリウスと訪れた人々が願いを叶えるまでの物語。 <一>初子の願い 【君の本当の願いはなに?】 中学三年生の初子は親友・美羽の病気を治したいと祈る。 シリウスは初子の真摯な願いを聞き、それを叶える条件を出しつつもこう問いかける。 「君の本当の願いはなに?」 ※レーティング制限するほどでもないですがリストカット、ODを仄めかす描写を含みますので閲覧の際はご注意ください。 <二>助六の願い 【異世界転生VS少女漫画!?】 恋愛成就のパワースポット小桜観音に毎晩祈りに来る男、佐々木助六(30)・無職の願いは『異世界に転生して、人生をすべてやり直すこと』だった。 小桜観音の神使・イオリはわけのわからない願いを見兼ねて、同じ島のパワースポット小浜神社の神使・シリウスを頼ることにしたが… ※こんなキャッチコピーですが、異世界に転生しません。すみません <三>新太の願い【神使だらけのサッカー大会!】 元サッカー部のエース・七瀬新太は、道半ばでプロになる道を諦めて会社員になった。優れた実績を上げて仕事でもエースになりつつあるが、その分期待や負荷かかり毎日残業に。 日々擦り減っていく精神が限界を迎えたとき、目の前にシリウスが現れて新太に告げる。 「僕のサッカーチームでフォワードをやってくれ!」 表紙画像:装丁カフェ 【Update LOG】 11/29 全体的な作法と誤字脱字、各話タイトルを修正しました。 10/10 続編とブックを統合しました。 -------------------------------------------- 作:守山桜 https://pont.co/u/moriyama_s -------------------------------------------- ▽SF短編 A, Immature Grace. https://sutekibungei.com/novels/28d5fb37-2664-4f8e-8184-f597791406eb ▽短編集もあります。 ショートショートにコーヒーを https://sutekibungei.com/novels/ad375b9c-468c-4a76-b43b-a0dc29439deb
北野坂パレット
毎日更新中。  舞台は神戸・異人館の街北野町。 『高校生になった記念にどうだ?』という酒豪の母・雪乃の訳のわからん理由によって、両親の離婚により生き別れになっていた父・一平に生まれて初めて会う事になったピアノ好きの高校生亮平。   気が付いたら高校生になっていた……というような何も考えずにのほほんと生きてきた亮平が、父親やその周りの大人たちに感化されて成長していく物語。  ある日父親が若い頃は『ピアニストを目指していた』という事を知った亮平は『何故その夢を父親が諦めたのか?』という理由を知ろうとする。  それは亮平にも係わる藤崎家の因縁が原因だった。 それを知った亮平は自らもピアニストを目指すことを決意するが、流石に16年間も無駄飯を食ってきた高校生だけあって考えがヌルイ。脇がアマイ。なかなか前に進めない。   幼馴染の冴子や宏美などに振り回されながら、自分の道を模索する高校生活が始まる。 ピアノ・ヴァイオリン・チェロ・オーケストラそしてスコッチウィスキーや酒がやたらと出てくる小説でもある。主人公がヌルイだけあってなかなか音楽の話までたどり着けないが、8話あたりからそれなりに出てくる模様。若干ファンタージ要素もある模様だが、だからと言って異世界に転生したりすることは間違ってもないと思われる。
サラの祈り
アフメド医師にとって亡き妻サラは最愛の女性であり、最も近くで時間を過ごしていたのに、深く知ることを許されないいくつかの秘密があった。窓辺で目を閉じて、手を合わせるサラは何を祈っていたのか? サラの祈りについて、二人の友人であり調香師のブシュラも知りたいと思っていた。それからブシュラは、突然アトリエに訪れた若い新聞記者ウムトにサラについて話してみる。ウムトがサラの祈りついて解き明かすことは星を掴むような話かもしれない、それでもウムトのことを信じてみた。そこにも祈りに似た何かがあった。 エジプトの政治家マルコは、医師として許されないはずのアフメドの望みを受け入れるが、アフメドは自分自身に近づく黒く不吉な影に気が付いていただろうか?全ての光を集めるように陽光の下に立っているダリヤ、病院の中庭で立ち尽くすその姿はウムトにはあまりにも眩しかった。 カモミールが病院の中庭にある塗装の剥げたベンチの近くで咲いている。花の香りと花弁の奥底にある真実は何か?ウムトはサラの祈りに辿り着くことができるのか?古いカセットテープから流れる音楽がアフメドを包み込んでいる。 ※フォーレのシシリエンヌをYoutuubeなどで聴いていただけると、より作品を楽しめると思います。是非聴いてみて下さい。
ハレ・クール!――私はこの世界の異分子で、だから、跳ぶんだ。
どこにも居場所なんかなかった。あなたに会うまでは。――憧れと初恋と友情で「生きる」が輝いていく。 中学2年生の瀬乃音晴麗(せのお・せいら)は、派手な名前とは真逆に胸まで垂らした髪で顔を隠し、どこにも居場所を見つけられないでいた。 ある日、大道芸をする男子高校生「シショー」と、「パルクール」と出会う。 その出会いが晴麗の世界を変えていく。 ++++++++ ++++++++ ++++++++ ++++++++   空を踏んだ。  抜けるような青と立ちあがる入道雲を私の足がたしかに踏んでいた。  それはほんの一瞬、計ってみれば一秒にも満たないような時間だったのかもしれない。次の瞬間には私はアスファルトに無様に転がっていたのだから。  強打した背中が痛むのを他人事のように感じながら、走り寄ってくるシショーの足音を背中で聞きながら、私は空に向かって手を伸ばす。  あの一瞬。  地面に縛りつける重力から、私は、自分自身の力で自由になった。 「ハレ」  私は大嫌いだった自分の名前をつぶやく。 「あんた、意外とそんなに悪くない」  たぶんあの瞬間が、私が私を許せた、十四年の人生で初めての瞬間だった。 ++++++++ ++++++++ ++++++++ ++++++++   (本文1ページより) *エブリスタ、小説家になろうでも連載しています。
桜の朽木に虫の這うこと
「人間って、何だろう?」 十六歳の少年ウツロは、山奥の隠れ里でそんなことばかり考えていた。 彼は親に捨てられ、同じ境遇・年齢の少年アクタとともに、殺し屋・似嵐鏡月(にがらし きょうげつ)の手で育てられ、厳しくも楽しい日々を送っていた。 しかしある夜、謎の凶賊たちが里を襲い、似嵐鏡月とアクタは身を呈してウツロを逃がす。 だが彼は、この世とあの世の境に咲くという異界の支配者・魔王桜(まおうざくら)に出会い、「アルトラ」と呼ばれる異能力を植えつけられてしまう。 目を覚ましたウツロは、とある洋館風アパートの一室で、四人の少年少女と出会う。 心やさしい真田龍子(さなだ りょうこ)、気の強い星川雅(ほしかわ みやび)、気性の荒い南柾樹(みなみ まさき)、そして龍子の実弟で考え癖のある真田虎太郎(さなだ こたろう)。 彼らはみな「アルトラ使い」であり、ウツロはアルトラ使いを管理・監督する組織によって保護されていたのだ。 ウツロは彼らとの交流を通して、ときに救われ、ときに傷つき、自分の進むべき道を見出そうとする―― <作者から> この小説には表現上、必要最低限の残酷描写・暴力描写・性描写・グロテスク描写などが含まれています。 細心の注意は払いますが、当該描写に拒否感を示される方は、閲覧に際し、じゅうぶんにご留意ください。 ほかのサイトにも投稿しています。
それでも僕らは今を生きる
 事情を抱えた少年たちの物語へようこそ。  心に響くシリアスな展開をお届けいたします。  ─​───────  一乃瀬恭介は高校二年生。  彼も、他人には分からない事情を抱えている。  それは、誰にも踏み込まれたくない事情。  だから、他人とは深く関わりたくない。  幼馴染である結羽を除いて​───。  その日は、とても暗い雲が広がっていた。  雨が降りそうな、灰色の空。  恭介は、急いで帰路に着いた。  夜、友人から着信があった。 「一之瀬! ……園原が……!」  電波の影響なのか、直ぐに通話が途切れてしまった。  ──結羽の身に、一体何が​?  胸騒ぎを感じながら、恭介は家を飛び出した​────。  世の中には色んな人がいて、色んな経験を積み、それぞれの道を選びながら、未来に向かって進んでいく。  未来は自分が積み上げてきた過去の遺物。  今という瞬間も過去に変わり、また、過去の遺物として、今という未来がある。  人間は、今を選択しながら生きている。  しかし、自由に選択しているようで、選択せざるを得ない今も時に存在する。  明るい未来に向かっていても、その結末が保証されることはない。  それまで明るかった未来が、突如として暗闇に襲われることもある。  それでも、生きているのは過去でも未来でもなく、紛れもない『今』。  立ち止まっても振り返っても、やがては前を向いて進まなければならない。  これは、主人公の恭介を始めとした、目には見えない今という時間を生きる高校生たちの物語。