お転婆令嬢、海賊になる ―真紅のモノローグを伝えて― 【海賊令嬢シリーズ No.2】
家柄も人を救えなかった。
宗教も人を救えなかった。
法律も人を救えなかった。
なら、人を救えるのは何か?
自由と平等の権利を有する者、すべての縛りから開放された者。
これ則ち、海賊なり!
***
帝国の東南部はハンガリー王国・オスマン帝国の攻撃に合い、帝国内部では宗教戦争などで不安定。今、帝国は有名無実となりつつあった。
そんな中、年頃となったヴィルヘルミーナ二世とクリスティアーネの二人は、結婚レースから脱落し、貴族社会から離れるため、海賊になった。のでなく、たまたま、見つけた船が海賊船だったのでした。
しかも、この白い海賊船は行方知らずになっていた、ご先祖様が乗っていた船では?
そして、数多の試練を乗り越え、たどり着いた黄金の島とは。
そこで見つけたものとは。
ヴィルヘルミーナの孫:ヴィルヘルミーナ二世が行く、アジアへの冒険の旅。
『白真珠を薔薇色に染め上げて』の続編になります。
キャッチコピー:宝の山に入りて、手を空しくして帰るなかれ!