月代十一家。末席である月隠家当主、月隠日和は供の陽織と霊山と呼ばれる山を登っていた。 　月代の役目は妖退治。その任を果たすため――そこで日和は三人の妖と出会う。 　刀の付喪神、灯澄。火魂の燈燕。麗たる幼き子、天逆毎姫が血筋、天狗の日愛。 　それから、十五年後。 　城守日向。十四歳となり、進路を考えなければならない三年生となった春。日向は自身の進路を迷っていた。 　女と偽っている身と、自らが持つ不思議な力。癒滅の力。果たして自分はこのままでいいのか―― 　そんな時、日向の前に蒼紅の装束を纏った女性、灯澄と燈燕が現れる。 　灯澄は日向に願い頼む。我らが子、日愛を助けてくれと。

――総てに抗え。生を望むのならば。 これは喪ってなお抗う者たちの物語。 2038年首都を舞台に繰り広げられるもう一つの石妖シリーズ、開幕。 注意書き メインCPはBLですが、今後HLやGLも出てくる予定です。 R15相当の各種描写がありますので苦手な方はご注意ください。

＜キャッチコピー＞ 恐がり若女将が働く旅館は、実はあやかし宿だった！？ 老舗旅館『竜泉閣』の新米若女将となった清水優菜。 怖いものが大の苦手だという彼女が務める旅館は、実はあやかしの出る旅館として有名で……。 彼女があやかし達と共に繰り広げる奮闘劇、ぜひご覧ください。 ＜PR＞ 本作はライトなタッチで怖がり若女将とあやかし達が繰り広げる日常を描きます。 描かれる旅館経営の裏側は意外と世知辛くもあり、リアルとファンタジーの双方がミックスされた作品です。 新米若女将とあやかし達が織りなすドタバタハートフルコメディをぜひお楽しみください。

タイトルのみTwitterのタグにより福寿 今日亜さんより頂きました。 ――人の欲の果て、下落理とよばれるバケモノを消し去る欲喰師（よくはみし）の鉱妖の狼青年、狼夜（ろうや）と身ある大罪を犯しその身で下落理を浄化することを宿命づけられた兎耳の青年兎月（うづき）の「罪」と「希望」のBL退魔風ファンタジー。 ルース・シェルシェ作品群、【秋津】の過去の物語。 R18となりますので対象年齢以下の方は閲覧禁止です。 時間軸……凍刻の翼からみて大体100年前。鉱妖四家成立前。

紫陽花と怪異、降り続く雨。閉ざされて廻る世界。

夏の夜。静かな川向こうに揺れる、蛍火の灯りと――。 ※狐火葬――きつねびそう。 1話完結。3000文字弱。

江戸時代の陰陽師・蒼頡。かつて漢字を生み出した伝説の人物と同じ名を持つ彼は、筆をとり、和紙に言葉を記して文字に魂を入れ、自在に操る力を持っていた。時代は江戸時代初期。戦乱の世が終わり、徳川家康によって新たな時代が幕開けようとするその過渡期。そこに渦巻く妖、怨霊、もののけ、悪鬼、妖怪、魑魅魍魎。個性豊かな数々の式神たちとともに、巻き起こる様々な怪事件を陰陽師・蒼頡が解決する。爽快感溢れる、純和風ファンタジー。 【参考】 ★与次郎稲荷神社（Wikipedia） ★中国古典文学大系 抱朴子・列仙伝・神仙伝・山海経 第8巻 本田済・沢田瑞穂・高馬三良 訳 発行者 下中邦彦 株式会社 平凡社

≪あなたのいない世界を手放したい≫ 心からそう願っていた岬のもとに現れたのは、亡き母親と大切に育てていた、〝鈴蘭の化身〟だった。 「阿呆……勝手に逝くな」 彼の使命は、ある特殊な体質を持った少女・岬を守り抜くこと。 ちょっぴり強引なあやかしと、少し変わった日常が始まる。 「早く摂り込め、でないと死ぬぞ」 「もう、いいの」 「阿呆……俺が良くない」 生きていたい、きっと、あなたとなら。

「人間を守る存在でありたい」と言う青い目に金色の髪を持つ子供天狗。 ツノの無い鬼の鬼丸は、「人間のそばにいて、叶うなら俺も人間になりたい」と言います。 そんな二人の夢追い物語。 はたして人間の愚かしい所を知ってもそう思い続けることが出来るのでしょうか。

酔っ払いに絡まれている和服姿の美容師・黄昏ほだかを助けたのは、困っている人を放っておけない性格の女子高生・如月結衣だったのだが…… 「ほだかさん……先にお伝えしておきます。わたしの髪は、呪われているんです」

新妻サヨは義妹の屋敷へ見舞うことになる。 途中の山道で、カラスに声をかけられ足を止めるが。 たびーさんには「今日も空が青い」で始まり、「帰り道は忘れた」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば8ツイート(1120字)以内でお願いします。 ※字数は間に合いませんでした

　ねえ。みんなは生まれ変わりって知ってる？ 　輪廻転生とか、リーンカーネーションとか、そういうやつ。 　なんと、私こと美咲は、クシナダ姫の生まれ変わりらしいです！ 　記憶はないんだけど、同じクラスにいるヤマタノオロチの生まれ変わりの人が言ってた！ 　そして、スサノオの生まれ変わりが転校してきた！ 　ＯＫ。 　意味が判らないよね。 　大丈夫。私も判ってない。 　どうにも、日本神話で語られているのは嘘らしいんだ。 　スサノオはヤマタノオロチを殺して、むりやりクシナダを奪ったんだってさ。 　なんか、神話が根底からひっくり返ってない？ 　 　現代に蘇ったスサノオとヤマタノオロチが、私を巡って争うって。 　なにその乙女ゲームみたいな展開は！

高校を卒業後、とある鉄道会社に就職した主人公。志乃田正月。 駅員としての一歩を歩み出した矢先、突然田舎の駅に出向されることに。 そこはしゃべる猫の駅長ほか不思議な先輩、そして怪しげな住民…… 彼らに振り回されつつも、慌ただしく楽しい毎日が始まります。

一人で用水路を探検するのが日課の僕は、気づいたら山の池にたどり着いた。 その暗い池で、泳ぐ少女に出会う。 少女の白い肌は水に濡れて光り、赤い服はひらひらと水にゆれていた。