#お仕事 の作品

Psycho Trigger(サイコ トリガー)
No Image
精神疾患、発達障害、などなど目に見えない病気などを扱った作品 人生で抱える様々な苦悩により、人々は能力を発現させ、日常生活を送ることが困難になっていく。 誰にも告白できない悩みをさらに抱えながら、能力者達は日々、複雑に絡み合っていく問題に対処出来ず、遂には、社会の中で暴走を起こしていく。 つまり、罪なき人々にその刃を剥けるように。 しかしそれは暴走者が一方的に悪いという構造ではなかった。 彼らはただ能力を発現させ、それでも人生を生き続けようとした、その結果が暴走だったのだ。 被害者が新たな被害者を生んでいく際限のない負の連鎖を断ち切るために、一人の少年がある施設から派遣されて、東京に一歩、踏み出した。 謎の事務所に赴き、美少女のサポートと一緒に任務についた。 彼はただの少年ではなく、町で暴れ回る能力者達と同じくらい深い傷を宿した能力者。 仕事は初心者なのだが、才能があり、任務を重ねながら、経験を積んでいく。 そして少年が今日も、絶望的な状況を救うために、町を駆けていく。 自殺や警察による自殺、他殺、無差別殺人などかなり暗いテーマですが、基本的にハッピーエンドで終わります。
特別、特別でない世界
【特別でない世界に、特別を見いだそうともがく、僕らのやるせない日常の特別さ】 CMディレクターの男と大学生の甥っ子の、オフビートな日常の物語です。 (あらすじ) 東京でフリーのCMディレクターをしている佐伯は、福岡に住む兄から、大学進学で上京することになった息子の世話役を頼まれる。八年前に一、二度会ったきりの義姉の連れ子は、〈世界〉という一風変わった名で、思いのほか好青年に成長していた。一緒に部屋探しなどをしていくうちにすぐに打ち解けるが、どこか掴みどころのない面もあった。ある日〈世界〉から、大学の入学式に両親は来ないと聞かされ不憫に思った佐伯は、本人了解の元、興信所を使って彼の実父の居場所を捜し出す。佐伯は一人で実父が営むベーカリーへ出向き、〈世界〉との再会を促す。だが既に再婚し子供もいる実父は、なぜか頑なに実の息子と会うことを拒絶する。家族を持たず、これといったヒット作の無いまま五十歳を迎えた佐伯は、減り続ける仕事のオファーや得体の知れない空虚感を埋めるかのように、実父の説得に奔走するのだが── ※数年前、日本が特異な国際情勢に巻き込まれていた頃の「世界」が、この小説の舞台になっています。現在の世界情勢を鑑みると、特異と思われた当時の状況さえも、決して特別ではないと思われ、敢えてその時期の設定にしています。 表紙イラスト:まかろんK様  
サンティトル(「正直な空白」より改題)
◆2022/11/30より書籍発売中です!ウェブサイトでは第一章までの更新としております。 11/4リリース情報:https://sutekibooks.com/news/2022110401/ 書籍はAmazonや全国の書店でご購入いただけます。 ◆2022/12/26よりマンガ版もステキコミックで配信中です。(漫画 桍冬舞さん/原作 一ノ瀬縫) https://sutekicomic.com/comics/279bd64f-28e2-43b6-b4ac-13502a84b63b/ ◆2023/2より舞台公演も決定しました。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000305.000019847.html 就活に失敗し、バイトもクビになった高柳芽美。通称タカメ。昔から真面目でガリ勉だがどこか生きるのが不器用だ。卒業を前に晴々した顔でキャンパスを歩く同級生たち、就職してエリートコースを歩んでいる元彼の噂、連絡を取りづらい両親――。就職浪人が決まり、自分だけが前に進めていない絶望感を抱きながら、ある夜、誰もいないはずのビルの屋上で懐かしいあだ名で呼ばれ振り向く。そこにいたのは、小学校の同級生・ナルセトモロウだった。 お調子者で口は悪いが、どこか憎めない性格のナルセ。つい就活で失敗したことをナルセに話してしまう。そしてナルセが友達と開発したというアプリを通じた仕事を持ちかけられる。それは「お金はあるが忙しい人」と「時間だけはある暇人」のマッチングアプリだった。そこでは、天才プログラマーの作二朗さん、シングルマザーでジム通いが日課のマイペースなレミちゃんなど個性的な面々が、ナルセと共に働いていた。 依頼は簡単なものばかり。今すぐ就活を継続する気力もなくバイトもクビ。時間を持て余しているタカメは、軽い気持ちでアプリに登録し様々な依頼人たちに出会う。強い承認欲求に駆られるナツ。病気の発覚を恐れるキャリアウーマンのアサコ。彼女の帰りを待つゲームデザイナー、おかもん。母親との関係がうまくいっていない会社員、ヒトミ――。 依頼を通し様々な人生に触れる中で、タカメは自分自身の中である変化が起きていることに気が付いていく。そしてタカメが最後に行き着く先とは――。一方、ナルセには、ある秘密があった……。