「ボーイ・ミーツ・ガール、あるいはボーイ・ミーツ・ボーイ。」
新田侑志は都立高校に通う十五才。帰宅部・無趣味・友達ナシ。退屈な学校生活を切り裂いたのは、鮮やかな打球――。
「野球部入らないか。君は投手なんだろ?」「友達になりたいんだ。野球とは違う文脈でね」
侑志が出逢ったきょうだいは、双子のように似通いつつも、真逆の言葉を投げかける。
揺れながら下した決断は、侑志の人生を別の色に塗り替えた。永遠を思わせる緑へと。
試合どころではない面子と、「野球」という枠の中でかろうじて想いを交わしている。
根性も、優勝もない。スポーツにも満たない、不器用な繋がりの物語。
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完結しました。お付き合いいただきありがとうございました。
投稿した内容+番外編7本を収録した同人誌版はこちら↓で取り扱っております
https://hyohjyoh.booth.pm/items/1901822
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2022/03/07
同人誌版に収録されている番外編7本を、有料公開で投稿しました。