#ファンタジー の作品

久遠の魔法使いの弟子
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「明日を生きることで精一杯だったひとりぼっちの少年が、親を得て、兄妹を得て、自分の将来に希望を見出す物語」 人外が差別される貧民街で盗みをして生計をたてていた主人公の少年ロボ。 その街に身分を隠して訪れていたエルフの大魔法使いアーロンに出会う。 突如家にやって来た国が管轄する治安維持部隊により、追われる身となったロボは、街の中を逃げまどい、怪我を負いながらもアーロンの手を借りて街を出る事でなんとか逃げ延びる。 怪我を負ったロボは他に行く当てもないので、仕方がなくアーロンの家に居候する事になった。 家にはロボと同じく元孤児の子供が4人おり、成り行きで彼等と共同生活をすることとなる。 魔法の才能があったロボは、アーロンの弟子となり、魔法の使い方も学んでいく。 家に来てすぐは誰も信用出来なかったロボだが、次第に心を開いていき、そこでの生活に馴染んでいく。 人よりも長い時を生きるエルフであるアーロンは、今まで何百年も今と同じように手の届く範囲の孤児を引き取り、育てていたらしく、アーロンの元を離れ暮らしている子供たちは沢山いる。 時折手土産を持って家を訪れるアーロンの子供たちは、今現在の自分の生活を楽しそうに語り、アーロンへの感謝の念を述べて帰っていった。 明日を生きるので精一杯の日常を送っていたロボは、自分の未来なんて考える余裕がなかったのだが、自分と似たような境遇だった子供たちが、いきいきとした表情をしているのを見て、自身の将来の事を考え始めた。 他の子供たちとも次第に打ち解けてきて、軽口を叩き合えるまでなり、将来のなりたいものをぼんやりとだが考えて初めていた時、 アーロンが忽然と姿を消した。
ミレニアム(千年紀)の魔術師
Psycho Trigger(サイコ トリガー)
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精神疾患、発達障害、などなど目に見えない病気などを扱った作品 人生で抱える様々な苦悩により、人々は能力を発現させ、日常生活を送ることが困難になっていく。 誰にも告白できない悩みをさらに抱えながら、能力者達は日々、複雑に絡み合っていく問題に対処出来ず、遂には、社会の中で暴走を起こしていく。 つまり、罪なき人々にその刃を剥けるように。 しかしそれは暴走者が一方的に悪いという構造ではなかった。 彼らはただ能力を発現させ、それでも人生を生き続けようとした、その結果が暴走だったのだ。 被害者が新たな被害者を生んでいく際限のない負の連鎖を断ち切るために、一人の少年がある施設から派遣されて、東京に一歩、踏み出した。 謎の事務所に赴き、美少女のサポートと一緒に任務についた。 彼はただの少年ではなく、町で暴れ回る能力者達と同じくらい深い傷を宿した能力者。 仕事は初心者なのだが、才能があり、任務を重ねながら、経験を積んでいく。 そして少年が今日も、絶望的な状況を救うために、町を駆けていく。 自殺や警察による自殺、他殺、無差別殺人などかなり暗いテーマですが、基本的にハッピーエンドで終わります。