立花瞳は三十歳を迎え、小さな会社で契約社員として働いていたところ、たまたま訪れた店で中高時代の同級生だった男・水琴真魚と再会する。 真魚は幼い頃の病により声が出せないものの、雑貨屋をひとりで営んでいる。事務作業に苦戦しており瞳に店を手伝ってほしいと頼む。瞳は真魚の店で働きながら生活を充実させていくが、真魚には秘密があり……。

海辺の洞窟に残された、恋破れた人魚の慟哭。 人魚のいなくなった洞窟に、少女は何を思うのか。 夏を感じる短編となっています。

海を愛する青年コライユは、夢の中で不思議な青年と出会う。そして遺跡で夢の中の彼―ラズと出会い―― R15相当の性描写に加え、暴力描写などを含みます。苦手な方はご注意ください。

ルース・シェルシェ作品群第一作。 北の街で紡がれる人と人魚の約束のお話。R15 ノベプラ、pixivにも掲載

お題：『人魚』『文士』『柳』

「この世界に、自分は向いていない」 付き合っていた恋人に裏切られたことがきっかけで、不潔恐怖にとらわれるようになった潔子。 通りかかったビルに貼っていたオープン予定の求人募集に足を止めていたところ、ビルの管理人・ルキに働かないかと誘われる。 カフェの店主に半ば無理矢理会わせられるも、店主は普通の人間ではなくて──！？

私はその日、母の男の家に行った。

人間に一目惚れされた人魚は愛を欲しがった。

三姉妹の人魚と三人の王の物語。それぞれの恋が展開していきます。また、過去の隠された真実が彼らの運命を変えて行く。過ぎ去りし遠い国の物語としてお読みください。

陸が沈んでいき、海が広がる世界でキャラベルは船を走らせていた。ある日、たまたま岩の側で停まったキャラベルは信じられない光景を目にするー

わたしの美しい恋人は、海に消えた。人魚たちに誘われて――。 失踪した恋人を探し続ける女は、彼が海に消えたのだと思った。恋人の祖母によると、彼の家系の男は皆海でいなくなるのだと言う。三話完結。 ※西洋の水妖伝説を、日本を舞台にして好き勝手書いたファンタジーです。この作品は「小説家になろう」「カクヨム」にも投稿しています。

海で溺れる男の子を助けたお礼に入江をもらった人魚のマリルーは、毎日のんびり過ごしているようにみえますが……。

戸を叩く音がする―― 「飲めばたちまち若く美しくなれる魔法の薬じゃよ」 　訪問販売の魔女らしきババアが戸口で言った。 「その薬、ほんまに効くんか。ババアが自分で飲んでみ？」 　ドアチェーンごしに言うと、ババアはきょとんとした。 ――不思議な来客から始まるショートストーリー。 1分で読める、300字程度の小さな物語集です。 （※セルバンテスから引っ越してきました）（※noteにも掲載中です）