#切ない の作品

或る箪笥の一生
【第三回ステキブンゲイ大賞応募作品】 概要:代々受け継がれてきた箪笥には、様々な噂が付き纏っているが、確実な話が一つだけ存在している。  それは、箪笥が開くと必ず人が死ぬ、ということ。  呪具とまで言われ一族から忌避されてきた箪笥だが、現所有者である正子だけは箪笥の秘密を知っていた。  所有者は一人。  しかし、来たるべき時が訪れるまでは、触れることも眠っているモノを取り出すことも出来ない箪笥。  新たに受け継ぐ者を選び、口伝すれば所有していた者の役目は終わる。  だが、抽斗の中には大切なモノが貯められているのだ。  あの世に持っていけるのかも、この世で使い果たせるのかもわからない箪笥の中身。  貯められていた〝何か〟を手にしたとき。  人は何を感じ、何を思い出すのだろうか。  これは時代を繋ぎ、人々を見守ってきた、失われたときを与える不思議で温かい箪笥の物語である。 キャッチコピー:その時が訪れるまで、あなたの心を留め置きます。 PR:言葉や想いというものは、曖昧で不確かな反面、人との繋がりにおいては必要不可欠なものである。だが、生きていくうえで“真に必要モノ”ですら、人は口にするのを躊躇ってしまう。この物語は心の奥に秘めたモノや隠さなければならなかったコト。誰しも一つはあるそのような点を通して、己や他者との向き合い方を考えるきっかけとなる作品です。
奈落にて咲き、散る
 成島署刑事第一課に所属するベテラン刑事の中島警部とバディである内海警部がパトロール中、警視庁本部の通信指令センターから監禁殺人事件発生の指令が入った。マルヒは、カリスマ美人ネイリストとしてブレイク中の北原 綾芽(きたはら あやめ)。ガイシャは、彼女の幼馴染の松永 清花(まつなが さやか)。事件現場となったのは、北原 綾芽の成城の自宅の地下室。返り血で血塗れになった白いワンピースを身に纏い、中島らを招き入れたのは、北原 綾芽 本人で間違いなかった。パイプベッドの上に横たわらせられたガイシャの松永 清花の遺体には真っ白な汚れひとつないワンピースを着せられており、彼女のネイルには、北原 綾芽が施したと思われる息を呑むような美しいネイルアートが彩られていた。『世田谷美人ネイリスト殺人事件』と呼ばれることになるこの事件に隠された真相はいかに? 【自己PR】  さまざまなジャンルの作品を色々な作風で書くのが売り。どんな作品のどんな役も演じることができる俳優のような小説家を目指し、奮闘中。 ☆美し過ぎる表紙絵は、oN2nd さんに描いて頂きました。  oN2nd さん、ありがとうございます。 ☆当作品は小説投稿サイト「エブリスタ」さまにも投稿しておりますが、諸事情により割愛した「プロローグ」「エピローグ」(作中では「舞台袖」といたしました)も掲載しておりますので、お読み頂けますと、とても嬉しいです。