秘密のクロマル〜私は毎日2ミリずつ小さくなっているらしい〜
佐伯カナリはひとり暮らしの大学生。ある日、自分の身長が少しずつ小さくなっていることに気づく。
身長は毎日2ミリずつ小さくなってゆく。十日で2センチ、一ヶ月で6センチ。
たかが2ミリと侮ることなかれ。はみ出してしまうのはあっという間だ。
なぜ小さくなるのか。どこまで小さくなってしまうのか。小さくなったその先には、何が待っているのか。
これは、主人公カナリの小さくなる一年と飼い猫クロマルとの暮らし。そして、カナリにほのかな恋心を抱く少年、シュウの物語です。
※ダブル主人公、完結済15万文字の現代ファンタジーです。
※章タイトル部分に『幕前』という、章のはじまりに際した文章が少し入っています。そちらもお読み頂けると幸いです。