コーロギ築の新作映画が発表された。タイトルは『やさしい映画』。 かつてコーロギ築の熱狂的なファンだった根岸は、そのしょうもないタイトルに幻滅する。 しかし公開されたティザービジュアルは、根岸を唖然とさせるものだった――。 ある映画監督の覚悟とそのファンの物語です。 この作品はフィクションです。 実在の人物・団体とは関係ありません。

世界が終わろうとしている日。 取りこぼしたように生き残ったのは、自称編集者兼不審者の林田と万引き犯のマナカ、そして平凡すぎる社畜の俺だった。 　林田の提案で、百物語をすることになった。ただし百物語にはお題があり『そうして人類は永遠の眠りについた』の一文をいれなくてはならないというものだった。 　世界が終わるのを待ちながら、百物語をする三人。死を目の前にして、三人は本当の自分を語り始めた。 この作品は第2回日本SF作家クラブの小さな小説コンテストの共通文章から創作したものです。 　https://www.pixiv.net/novel/contest/sanacon2 イラストはノーコピーライトガールさんです

地球の終末時計が残り100秒になった。 人類は滅亡すべきか、存続すべきか、風変わりな会議がはじまる。 「そうして人類は永遠の眠りについた」 この作品は第2回日本SF作家クラブの小さな小説コンテストの共通文章から創作したものです。 　https://www.pixiv.net/novel/contest/sanacon2 イラストはノーコピーライトガールさんです

公開中の『ココロの距離』に関連する、ショートストーリー集です。 主には、主人公カップルの後日談や、過去編（中学・高校の頃とか）

彼女と同じ大学に行くため、陽介はレベルの高い大学への受験勉強に挑んでいた。陽介はある時、駄菓子を使ったオリジナルの験担ぎを教えてもらう。そこに思いを乗せ、さらなる勉学に励むが――。すべての学生に送る、ほろ苦い恋愛掌編小説。※飛由ユウヒが学生時代に書いた、リメイク版を公開中。

――きっかけは拾った映画のチケットだった。風俗嬢の送迎役として漫然たる日々を送っていた穂村は、ロマンスを求めすぎている女性、須々木と出会う。見た目も性格も、身分も真逆なふたりであったが、お互いの共通点を見つけ、次第に惹かれ合っていく。やるせない想いを抱きつつ、前を向こうとする短編小説。第一回ステキブンゲイ大賞、一次選考通過。飛由ユウヒWEB投稿一作目の意欲作。

1人の少女の自殺を機に歯車が狂っていく3人の少女たちの物語。 自殺と友情をテーマにしているので全体的に少し重い内容です。 短編で読みやすい長さになっています。

雨の日に自殺した少女を巡り3人が交差する。 友情とは？をテーマとしています。 雨の日が舞台ですので、雨の音を聴きながら読むと雰囲気が出ると思います。 ホラー要素が多め4話完結ミステリーです。

「無欲なのね。わたしの王国を賭けてもいいのよ」 一年を通して灰色の雲に包まれる国シセラの王女ラシ。その美貌は、かつて王国の始祖が禁忌のわざを用いて獲得したものだと噂されていた。

むかし、ある男が、じぶんの身体的特徴を苦にして死んだ━━。 男が死んでミイラとなり、考古学的遺物として展示されるまでの遍歴。

ある日目が覚めると僕の体はおかしくなっていた。 彼女はそれを見て、たいそう喜んだ。 お題は「うすっぺら」。

隣の貸家にはカエルが暮らしている。名前は「神田さん」。 矢作（やはぎ）が最初に神田さんと話したのは、自転車の補助輪をはずしたばかりのことだった。

戸を叩く音がする―― 「飲めばたちまち若く美しくなれる魔法の薬じゃよ」 　訪問販売の魔女らしきババアが戸口で言った。 「その薬、ほんまに効くんか。ババアが自分で飲んでみ？」 　ドアチェーンごしに言うと、ババアはきょとんとした。 ――不思議な来客から始まるショートストーリー。 1分で読める、300字程度の小さな物語集です。 （※セルバンテスから引っ越してきました）（※noteにも掲載中です）

カフェでノートを開いていた私は、ふと気づいた。 自分がその一瞬より前の記憶を何も思い出せないことを。 ノートには自分の身に起きている出来事がつづられていた。 私に残された時間は、あと二十四時間。 （全７話） ※ノートに手書き作品からの文字起こしです。 ※Google+ 手書きノート部活動ログより転載 ※小説投稿サイト「セルバンテス」より移転