第1回 ステキブンゲイ大賞 応募作
田舎とも、都会とも言えない街 ー時並町ー。
ここには立派な杉の木のある公園が有名だった。
【現在】
高校二年生の、和水。
和水には幼なじみで彼女の、圭夏がいた。
和水には幼なじみで親友の、悠哉がいた。
和水は知っていた。圭夏は彼女にならないことを。
【過去】
妖精が見える少女、椿。
椿には六つ上の姉、桜がいた。
椿には初恋の先輩、亮太がいた。
椿は知っていた。自分の自信のなさから、妖精が見えてしまうことを。
皆を繋ぐ少年、悠哉は知っていた。
彼女の生死を。
全員が知り合うことで進む彼らの物語。
彼らが紡ぐ、青春と、一抹の恋の物語。
さあ、これから大好きな音楽の話をしよう。
小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+でも連載しています