西暦2000年目前の東京。 弾けたバブルの余韻でまだ浮かれていた。 感受性だけで生きられる10代。 ボクたちはどこへ行くの？ 分からないことだらけ、、、。

我に誇るところあらば

ここは東京、柳ねこ町３丁目。 自慢の鈴をちりんちりんと鳴らしながら、ひげをヒョイと動かして、ついでに尻尾もつん立てて優雅に歩く２匹の猫。 ロシアンブルーの雪之丞、町の人間もおいそれと触れるのもはばかるはばかりかわざんしょ。 一方のみたらしは、片耳が半分千切れた雑種猫。 親の顔を知らない・・・てな訳あり猫ながら、ひょうひょうたる振る舞いで、いつでも誰でも、猫だろうが犬だろうが、人間だろうがお釈迦様だろうがけむに巻く。 何を考えているのか判りゃあしない。 親ばかちゃんりん猫ちゃんりん。 そんな私に誰がした？　 なんて唄は、この町が舞台となった訳でして。 見てやっておくんなまし。 聞いてやっておくんなまし。 おっと、これだけは言っておかなくちゃあならない。 いいかい？ ねこのしっぽにゃあ秘密があるんだぜ。

ひたすら鯖の天ぷらを揚げて、鯖バーガーを配達する私。なんでこんな目に遭うのかな… 鯖の天ぷら屋「サヴァ天」のオーナーの妹、モナコは 大人気の鯖バーガーを配達する しかし、この街には変な人たちがいっぱいいる トライクに乗って鯖バーガーを愛猫のマシマロと配達する日々の物語

田舎から東京の専門学校に通う僕は、終電後に泊まるはずだった友人宅に急に泊まれなくなってしまった。 仕方なく同じクラスの女子、長山さんに電話する……。

私は彼をいつ愛したか。東京とフランスで私と彼は愛し合う。その時は緩やかで心地良く。 ラジオから聞こえるシャンソン。その歌手の歌声が耳から離れない。全2話。

元恋人に会うため、北海道から降水確率90％の東京へやって来た。 東京駅で、まるで墓石のような高層ビル群を見ながら、久々に雨の音を聞く。

東京という街は、コンクリートとアスファルトと鉄でできていると思っていた。

東京という街は、コンクリートとアスファルトと鉄でできていると思っていた。

ラインカラー、厳密には「赤」じゃないんだって。 執筆時BGM　：　grilletto / GARNiDELiA ///// monogatary.com「まど上作家デビューコンテスト」応募作品 ⇒入賞ならずだったのでここにしれっと上げる

2025年（令和7年）、 東京オリンピックの開催から4年。 日本は新型コロナウイルス流行の完全終息を経て、今まで通りの日常へと戻っていった。 巣鴨に住むごく一般的な女子中学生、平井 遥は ゴールデンウィークに家族みんなで大阪万博へ行く計画を立てていたが、 しかし、その前日に東京でM8.8の大規模な巨大地震が発生した。 首都機能存亡の危機に、彼女達は無事に生きられるのか･･･？ 東京で大震災が発生し、首都中枢機能が停止したら どうなってしまうのかを知っていただくための震災シミュレーション小説。 ※本作品は関東地方での巨大地震や首都機能麻痺を想定し、 　膨大なリサーチと検証に基づいて制作された小説です。 　尚、この物語はフィクションです。 　実在の人物、団体、出来事等とは一切関係ありません。 ※本作は複数の小説投稿サイトとの同時掲載となります。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　©2021 SHUNJUPROJECT

６０００字ほどのショートストーリーです。クリスマスに。

二〇〇九年、二十七歳の時に、秋葉原にあるゲストハウスへ四ヶ月滞在したときの旅行記です。 著者の記憶違い、主観が多分に含まれています。また、主に登場人物に関して名前や設定を故意に変えている部分があります。

　東が西武で西が東武という不思議な池袋。そこで私は不思議なレンタルショップに入った。 （「カクヨム」「小説家になろう」「エブリスタ」でも掲載しています）

東京に住む女性のお話。 理想と現実のギャップには死ぬまで慣れないものなのでしょうか。

　高校時代につきあっていた祐典と好子の再会の物語です。二人の再会は、“ある出来事”をきっかけに突然実現します。物語の概要は…… 　「ある日、41才の好子が23年ぶりに帰省した。その時、裕典の友人が好子の電話番号を聞く。その電話番号を教えてもらった祐典が好子に連絡し、二人は高校卒業以来、東京で再会する。そして、その後の互いの人生と高校時代の出会いの思い出を語る時間を過ごす。その時間を通して，祐典は純粋な恋愛の中で精一杯生きようとしていた高校時代の蹉跌を暖かな気持ちでよみがえらせる」 　読んでくださった方も、ご自身の淡い恋愛を思い出して、暖かな気持ちをよみがえらせてください！ 　

この小説は、いわゆるワーキングプアのシングルマザーを主人公にしています。フルタイムで働きながらも年収200万円台の収入しか得られず、潤いも希望もなく、その日その日を凌ぐことに汲々としている主人公の山懸詩織が、会社の上司である新堂藍子と呑みに行ったことを契機にその人生が大きく変化してゆきます。 変化を求めて一歩踏み出せば、新たな道が拓ける可能性がある。そういったことをテーマにしています。

　運命の人は自分で決める―― 　結婚すると思っていた恋人に振られたアラサーの梓が、傷心旅行で単身京都へ。旅先で出会った年下の青年の言葉にどっきりするも……？青年と出会ったことで、梓が自分と向き合い始める心温まるストーリー。京都と東京の街で物語は繰り広げられます。

新宿にある雑多な路地裏で、彼女は身を隠すように座り込んでいた。 それは、私がまだ売れないフリーのライターをしていた頃のことだ。流れ者の私が書かせてもらえるのは、風俗とギャンブルとラーメンの特集だけ。自分の書きたい言葉が泡のように消え、遠ざかっていくのを感じながらも、それに抗う気力さえ尽きかけていたあの夜。人生の折り返し地点にあった私と、何の責任も負えない未成年の彼女は出会った。 この東京という小さな街の片隅で。 ※作中では言及していませんが、1989年を想定しています