有希は大学生になった。 二人の仲は順調だが、有希は、ある不安を口にする。 彼につきまとっている人物がいるというのだ。 やがて不安は現実となり、有希は襲われ、体と心に傷を負ってしまう。 苦しむ有希に伸は寄り添い続けるのだが……。 (月シリーズ完結編です。)

昼休みの屋上で、有希が昨夜の恋人との行為を思い返してにやにやしていると、クラス委員長の生野がやって来る。 それ以来、彼は有希につきまとうようになるのだが……。 (本作は「月の雫」の続編でネタバレを含みます。「月の雫」読了後に読んでいただくことをおすすめします。)

孤独な高校生・伸は、肝試しに行かされた洋館で、美しい少年・行彦と出会う。 二人は惹かれ合い、逢瀬を重ねるが、二人の前に困難が立ちはだかり、やがて別れのときが迫る。 悲しい真実と、時間を超えて強く求め合う魂の行き着く先は……。 月日は流れ、伸は失意と孤独を抱えながら生きている。 だが、ある日伸の職場に一人の高校生が表れ、そこから運命が大きく動き出し……。

読みやすい短編だと思います。サイコスリラー？というかSF？というか。。。 よくジャンルはわかりませんが、何かを感じてもらえばと思います！