誰もが知ってるロックバンドのボーカル・凪さんは、いつもわたしのとなりにいる。わたしが先生として働いているときも、彼が生放送で歌を披露しているときも、いつだってわたしの横にいる。誰がなんて言おうと、わたしは凪さんと生きていく。【毎日17時更新です。】

40代半ばで不慮の死を遂げた男、大島。 美人の妻三葉や愛猫のスケキヨを残したことややり残したことが多くて一周忌を迎えたとある日、冗談でスケキヨに乗り移ったら乗り移れちゃった？！ じゃあ他の人にも乗り移れるのか？　と目論んだことから色んな人を巻き込みヒッチャカメッチャカ。 やり残したことはありませんか？　日々後悔しないようにしたい、悪あがきおっさん大島がいろんな人に乗り移ってしまう？！ しかしそれをおかしいと思い出す人が現れてしまう。無事に大島はやり残したことをやり遂げることはできるのか？　そして愛する妻を守ることはできるのか。 涙あり、笑いあり？ 少し不思議な現代ファンタジードラマです。

短編・掌編集です サラリと読めます どうぞお気楽にお立ち寄り下さいませ

「リンドウが咲いている」から始まる、短編6篇です。最後も「リンドウが咲いている」で終わります。 いろいろなところにリンドウ咲いているみたいです。花壇とか、街の中とか、虚数空間とか。

中学三年生の有馬与鷹は母親からの度重なる虐待と家庭崩壊により、心が壊れていた。母の暴力をきっかけに屈折した殺意をかかえるが、それを大学生の幼馴染、野中響に見つかる。彼女の提案で美の里大学へ逃げることに。 家族とどう向き合うか、どう生きるべきか。その答えにたどり着いた時、物語は大きく流転する。

『あなたの思い出を書き留めましょう。この先、その思い出に縋るようになったときのために』 それは家族であり、恋人であり、また同僚である。 それは日常であり、別離であり、また感動である。 何年もたてば薄れるような、忘れるような、 きょうのこの些細な出来事をまとめて記しました。 アルバムで色褪せるだけの、 でもずっと大切にしたくなるような、写真に込めた思い。 その思い、わたしが預かります。 あなたがまた懐かしむことがありますように。 （表題作「パイプを吸う女」のほか、恋愛、家族、純文学に近しい趣きで掌編・短編を書き連ねております）

『情報部×B級アクション×どこでも寝れる』 卒後三年目、内閣府賞勲局に勤務するわたしは通常業務である叙勲のことだけを考えていた。だが、「けらけら男」、すなわち時任課長に宮内庁へ引き抜かれてから、叙勲の裏の裏を見る羽目に――叙勲をめぐる国際人質奪還作戦、始動。 ※本作品はフィクションです。実在の人物、機関、国家とは一切関係がないこと、また作中の思想はなんら教唆、使嗾を意図していないことをご了承の上お楽しみください。

　夢を諦め、ダラダラと毎日を消化するだけの男、多楽多守一。 　彼の目に飛び込んできた一通の広告。 『中途半端な才能を探しています。あなたの諦めてしまった夢、昔得意だったこと、人よりは少し上手だけどプロになるほどではないことなどはありませんか？　我が社ではその『中途半端』の方々を育成し、プロにします』 　守一はもう一度自分の夢と向き合う為、入社を決意する。

岐阜県岐阜市に連続殺人事件が発生した。 被害者は老若男女問わず、肩口から下腹部にかけて無惨にも切り裂かれて殺されていた。 瞬く間に全国区となったこの事件の街に住む人々は何を想い、どんな暮らしをしているのか。 犯人は今そこにいるかもしれない――……

主人公、追内駆は依頼を受けて指名手配犯を捕まえたり犯罪組織から資金源を奪ったり、お金のために正義を貫くバウンティハンター。そんな彼にとある少女が弟子入りを志願してくる。消えた両親を探すために力を貸してほしいという彼女の頼みを渋々受けた追内。その頃巷では、法で裁けぬ悪党たちに天罰を下す「裁きのヒカリ」が暗躍していた。

幼稚園をとある理由で解雇されたラムカは、呆然とする中、公園でレイと名乗る不思議な少年と出会う。 ラムカの親友ベティ、ベティに片思い中のポールの二人も、同じ日にレイと不思議な出会いを経験する。 彼らより少し先にレイと出会ったプライヴェイト・シェフのショーンは、レイから予言めいた言葉を聞かされていた。 「ちかいうちに君は、ミス・シェリーと出会うんだよ」と。 レイの言葉を信じていなかったショーンだが、レイの予言通り、突然現れた「彼女」は「ミス・シェリー」なのだろうか…？ 現代のNYを舞台に、不思議な少年との出会いに翻弄される大人達（ワケありイケメン料理人とイケメンアレルギー女子と毒舌ネイリストと内気テンパリストなバリスタとワンコ系ゲイの天使）が織り成す群像劇。 ・「Magnet － memo」というあとがきページも一緒にお読みくださると嬉しいです。

　高校時代。クラスメイトの芝田さんはいつもみんなから虐められていた。ある日先生が持ちこんだ芋虫の世話係に任命され、惨めな彼女に少しずつ生気が宿っていく。 これは心の冷たい”私”が、唯一魅せられたある瞬間についての記憶。

友達に言われた言葉が心を支配し、すっかり小説を書けなくなってしまった洋平。 そんな洋平に、早朝にも関わらずミキからメッセージが届く。 朝陽を背に受けながら、ミキは洋平に言った。 「あんたは、白に似てると思うんだ。何色にも染まれる色」 一日の始まりとともに、新たな一歩を踏み出していく。 ノベルアップ＋コンテスト『AMG夢コン』参加作品 テーマ：夢（将来実現したい事、願い、願望）

私は、今日の夜空を覚えていたい。 人と関わるのが怖いミカは、朝に怯えていた。 幼馴染のナミといる時だけ、ありのままの自分でいられる。 二人で夜の散歩をしていると、ナミが言った。 「ねえ、公園寄ろうよ！」 そこには大きな水たまりができていた。 エブリスタ『超・妄想コンテスト』参加作品 テーマ：「星降る夜に」

「いいんだよ、分からなくても」 そう言ったシュウちゃんは、知らない大人の人みたいだった。 「まるで、からっぽみたい」 そう思っていた、十四歳だったあの頃。 歳を重ねてから気付いた、あの時のシュウちゃんのこと。 エブリスタ『リアルタイム妄想コンテスト』参加作品
 テーマ：「10年前／10年後のキミへ」

本当の私を照らしてくれるものは、ひとつもないんだ。 賑やかな看板、手元のスマートフォン、空に浮かぶ月。 私を照らすものはたくさんあるのに、導いてはくれない。

俺達は、今やゲームを超えたフレンドと言ってもいいんじゃないか。 ソシャゲのフレンドにまつわる、ちょっとビターで、ちょっとミステリな話。 ※この作品はTwitter(@ojitw)・カクヨム・小説家になろう・エブリスタ・pixiv等に掲載しています。

味方はいません。このお話の中には。 いじめの延長で白いカラスを描かされる女の子。誰も助けてくれない物語。 ※この作品はTwitter(@ojitw)・カクヨム・小説家になろう・エブリスタ・pixiv等に掲載しています。

大人というのは、自分を偽れる人のことなんだ。 何者にもなれない近所のお兄さんと、男の子趣味で孤立する女の子が、他者からの承認を求めるように心通わせる。 ※この作品はTwitter(@ojitw)・カクヨム・小説家になろう・エブリスタ・pixiv等に掲載しています。

束縛、不倫、でも薫くんはやさしい。歪んでるっていうんでしょ？